導入では興味付けのため、今回は、NHK for schoolの動画を視聴させました。
水はどこへ? | ふしぎがいっぱい (6年) | NHK for School
動画の視聴後、「根から吸い上げられた水は、どうやって茎や葉へと移動するのか」を各自予想させました。
大きく分けて、「ストローのように管のようなものを通って水が移動していく」という意見と、「茎などの中がスポンジ状になっていて、染み込むように水が移動していく」という意見に分かれました。
どうすれば、確かめられるかを考え、「色水のような物を吸い上げさせたら良さそうだ」ということになり、教科書にある「染色液の実験」へと繋げました。
植物の体に害を与えない「染色液」を子どもたちに紹介。
今回の実験では、ホウセンカの成長がとても間に合わないので、「サンパチェンス」という植物を使うことにしました。
ホームセンターの園芸コーナーなどによく売っている花です。「茎が太い」のが特徴です。
輪切りにしたりし易い植物と言えます。
これを各班に1ポットずつ配布。
ポットから抜き取り、根に付いた土を水槽の水の中で落とさせて、水の入ったビーカーへセット。
ここに染色液を入れさせました。
吸い上げにはかなり時間がかかるので、残りの時間は、「解剖顕微鏡の使い方」のおさらいと、使い方の練習へ。
動画で使い方を確認した後、まず、各班で顕微鏡の「視野を明るくする練習」をしました。
ピントを合わせる以前に、ステージの下の反射鏡をうまく動かして、光を上手にプレパラート側に導き、視野を十分に明るくしておく必要があります。
ここの部分をしっかり事前に練習しないと、せっかく良い物がプレパラートにセットされていても、暗くてはっきり見えないということになります。
子どもたちを放っておくと、結構、このパターンが多いので、毎回、「視野を明るくさせる練習」をしつこくさせています。
次回は、染まった茎や葉を薄くスライスしてプレパラートを作り、水の通り道を調べることを予告して授業を終えました。今日は2時間続きの理科授業でした。