道東で理科専科として働いている。

 2校の小学校に1日交代で通い、理科を教えている。

 

 S校・・・月、水、金に勤務で3年、4年、5年、6年の理科

 K校・・・火、木に勤務で4年、5年、6年の理科

 

を教えている。

 

 理科専科は、所属校のみで教えるのが本来だが、人件費削減の為、2校を行ったり来たりする勤務体系となっている。

 結論から言うと、かなり大変である。

 

 2校の学校を日替わりで行ったり来たりしているので、どちらの学校に対しても所属感が非常に薄い。

 どちらの学校にも週に半分しかいないので、今一つ、いや、かなり全体の様子が把握しづらい。

 いない間に、重要な連絡が職員にされていたり、重要な出来事が学校で起こっていたり・・・。自分には聞かされていないこともしばしば。これが精神的にキツイ。

 居ない間のことは、ネットの連絡を見て確認しておけと言われるが、そりゃそうだが・・・

 実際あなたもやってみたら・・・である。

 

 また、K校には、週2回なので、同一学年「2時間連続」の理科も多い(各学年の理科の週標準時数は3時間の為)。

 よほど複雑な観察や実験をする時でもない限り、2時間続きの理科は小学校段階ではそうそう必要ない。

 子どもたちの集中力も切れてくる。

 

 特に理科の各学年実験類の用意を、前日に済ませておけないのがイタイ。

 これは実際に、このような勤務体系の専科として働いてみないと分からない。

 

 授業にあたり、観察や実験の予備実験を事前に十分しておくことはマストである。

 当日の朝、1~2時間早く出勤して何とか準備等をこなしている。

 片道50分の通勤なので、毎日かなり早く起きなければ、とても授業に間に合わない。

 

 勤務体系の改善を求めているが、全く改善されない。

 むしろ、指導学年数、指導総時数を徐々に増やされているのが現状だ。

 

 子どもと過ごすのは、どこの学校で働いても相変わらず楽しいが、勤務形態として非常に厳しい。

 この勤務は続けられても、2~3年が限界だと思う。

 それくらい、実際は大変である・・・