防大にムスメが入学してから、防大関連の本を読むようになっています。
最近読んだのが、
『防衛大学校―知られざる学び舎の実像』
という本です。
読んでいて、とても印象に残った言葉があったので、紹介させてください。
これは一般社会でも同じことが言えるな
と思いました。
学生間指導のあり方 副題「世界一の土官学校を目指して」について書かれている部分です。
- 人の成長には個人差があることを理解すべきで、浅はかな判断で人の伸展性を評価してはいけないこと。
- 威圧的な指導などで下級生をつぶすことは「愚の骨頂」であり、「統率の失敗」であること。
- 「怒る」のと「叱る」のは異なるものであること。
- 威圧的指導や暴力的指導は、自分自身の指導能力に対する自信のなさの現れであること。
- 下級生は不条理だと思ったら、反感を持ちながら無視するのではなく、同期生などとまずは話し合うべきこと。
そして、要するに防大生が身につけるべきなのは、
「恐怖心に基づき相手を従わせる威圧的指導力ではなく、尊敬と信頼に基づき、自然と相手が従う『心服させる指導力』である」
ということなのだそうです。
この言葉、
よく練られた、いい表現だなぁ
と思いました。
上の立場になったからといって、怒鳴ったり、威圧したりすれば、人を動かせるわけではない。
むしろ、
「この人についていきたい」
と思ってもらえるような人になることが、本当の意味での指導力だと考えます。
これは防大だけの話ではなく、
会社でも、学校でも、スポーツでも、家庭でも……
人と人が関わるいろいろな場面で通じることだと思います。
防大について知りたくて読み始めた本ですが、
「人を育てる」ということについて、親としても考えさせられる内容でした。
そういえば、ムスメは対番の先輩を心酔していて、先輩のことをよく話します。
今回この本を読んでみて、
「学生間指導のあり方」が、実際の防大生活の中でもこうやって受け継がれているのかな
と感じました。
ムスメにとって、対番の先輩はまさに「この人についていきたい」と思える存在なのでしょう。
そんな先輩との関わりの中で、ムスメがこれからどのように成長していくのか。
親として、そんなところも少し楽しみになりました。
