アクアマリンな日々

アクアマリンな日々

観劇ライフを気ままに綴っていきます

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感情を保存する一番の媒体は音楽なんじゃないかと思っている。

私は、好きになった曲はいつもヘビーローテーションしてしまう。移動時間の友として聴いたり、家事をしながら鼻歌を歌ったり。そしてどんどん惚れ込んでいく。

でも、さすがに一つの曲に対して永遠に同じ熱量を保つことはない。聴かなくなる。
聴かなくても好きだから大丈夫、という状態になる。「殿堂入り」という表現が適切かな。

そうしてまた、いつの間にか違う曲を好きになってヘビロテし始め、惚れ込み、という繰り返し。


そしてあるとき、ふと「殿堂入り」したある曲を耳にし、平常心を保てなくなるのである。

その曲をヘビロテしていたときの感情が蘇ってくる。その曲の内容と思い出の内容が直接結び付くかどうかは関係なく、直情的にこみ上げてくる。

中学時代の部活。必死さ、人間関係の面倒臭さ、朝練に向かう足取りの重さ、先生からの期待に対する喜びと恐怖。

受験期。絶対勝つという強い気持ち。今がきっと人生で一番自分らしく幸せだという予感。志望校への期待感。

高校時代。自己嫌悪と後悔、数学とそれを教えてくれる人たちへの感謝と希望、朝補習の清々しさ、恋に恋する無様さ。

あの夏の雨上がりの匂い、緊張感、烏滸がましさ、切なさ、期待感。

あの夏の暑苦しさ、充実感、僅かな期待からの絶望、悟り、切なさ。

あの夏の熱狂、心がとろける甘さ。

ぜんぶぜんぶ、音楽に保存してある。聴けば、いつでも私の心に蘇らせることができる。
切ない気持ちにも、幸せな気持ちにも、絶望的な気持ちにもなれる。

一般的に、過去を振り返ることは格好悪いとされているけれど、そんなことはどうでもいい。
過去に引きずられているのではない。過去も、私の一部として大切にしたいだけ。
私には音楽がある。
私は、いつも、今までの私と一緒。

それにしても、私には思い出すべき「あの夏」が多すぎる。
きっと夏は、私が何かに恋し、夢中になれる季節なんだろうな。

今年の夏は、どんな「あの夏」になるのかな。