同郷 | MrsHanako@Kitchen

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にゃんこのしょう (mix ♂)2011年9月3日 嵐の夜に我が家の裏庭で夫に発見されました。
その時 推定生後3週間。生き物全般苦手だった奥様、今では にゃんこにメロメロの毎日です。

昨日は
安城は穏やかなとてもいいお天気だった。
梅の花も咲いて
つくしんぼうも顔をのぞかせて。

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よく使うタクシーの会社に
同郷の人がいる。
ここのところは
ずっと無線の担当だ。

昨夜も
夫と食事をして
本社からタクシーに乗ろうと
受付にいったら、
やっぱり 彼が無線の担当だった。


車を待つ間
彼が話しかけてくる。

「安城はあったかいですね。
仙台では考えられないあたたかさですね。」


☆☆☆

そう、仙台は寒い。

あの日も夕方から雪になった。
私はテレビの映像を見て泣き、
彼は 矢も盾もたまらず、
自分の車に 灯油とミルクを積んで
仙台へとむかったのだ。


私の実家は、仙台から茨城へと引っ越したけど、
彼の家族は、仙台にいた。


息子さんと生まれたばかりのお孫さんが、
「荒浜」に住んでいたのだ。

☆☆☆

「仙台は寒いよね。4月になっても
雪が降ったりしてね。」

答える私の頭の中を
そんなことがぐるぐると駆け巡る。

☆☆☆

彼はあれから 何度も何度も週末ごとに
息子さん夫婦とお孫さんを探しにいったのだ。

「どっかの避難所にいるかもしんねぇからさ、
一つ一つ尋ねてあるいてるんだ。」
最初の頃はそういって。

後からは多分
「安置所」を探して。

そうしているうちに
彼はだんだん無口になっていって、
とうとうタクシーには乗らなくなった。

そして、
私も、
自分が 彼にとって辛いことを
思い出させる 存在になってしまったのではないだろうか、
と思うと、彼に会ってもうまく話せなくなってしまった。

☆☆☆

昨夜は
珍しく彼から話しかけてきた。

でも
だめだ。
天気の話をしても、

やっぱり
あの日のことを
思い出してしまう。


雪が降った
あの日。
3月なのに
とてもとても寒かったあの日、
それからの日々。