潰瘍性大腸炎さんがなかなか別れてくれない

潰瘍性大腸炎さんがなかなか別れてくれない

潰瘍性大腸炎歴30年目で大腸全摘した人のブログです。

手術後も潰瘍性大腸炎の薬が必要になるとは思っていませんでした。
潰瘍性大腸炎さん、いつになったらわたしと別れてくれますか?

プロローグ

 

2021年に潰瘍性大腸炎で大腸全摘した私が、長い療養期間を経て初めて旅行へ出かけたのが2023年の秋だった。そのとき、八丈島で海に入れたことがうれしくて、翌年も海へ行く計画を立てたが、直前に入院し、断念していた。だから今年こそはと行ってきました、西伊豆へ。というわけで、今回は私の夏の家族旅行日記。

 

私はいまでも毎日10回トイレ(排便)へ行くため、旅行計画はトイレ計画でもあり、この日記にもトイレの話が多めに含まれていることを予めご了承いただきたい。

 

夏の家族旅行(夫婦+子2)1泊2日の全行程

行き先:西伊豆と箱根

移動手段:自家用車

 

一日目

 

自宅発西伊豆行き

 

早朝一番に起きてトイレ、身支度中にもトイレ。それから夫や子どもを起こし、出発直前にももう一回トイレ。起床から家を出るまでに3回トイレに行くのいつもと同じ。家族全員、朝食は取らずクルマに乗り込んで出発進行。

 

運転は私。自分が運転している方が緊張感で便意を抑えられる気がするし、もともと運転が好きだから遠出のときは大抵私がハンドルを握る。一番近いインターから高速に乗り、東名を西へ。後部座席の子らが寝ている間になるべく距離をかせぎたいので、私は最小限の水分補給(イオンウォーター)でドライブした。

 

御殿場辺りで子が目を覚まし、「朝ごはんはー?」と言うので、用意していたパンを食べてもらいつつ、一番近いトイレを探した。トイレまでの距離が近くなったところ、私もランチパック(ピーナツ)を1枚だけ食べた。

 

家を出てから最初のトイレ休憩は道の駅伊豆ゲートウェイ函南。比較的こじんまりとしていたが、トイレは綺麗で安心して使えた。店舗は営業時間前だったため、すぐクルマに戻って再出発。

 

伊豆縦貫道を南へ走り、国道136号で進路を西へ。海沿いの道へ出てると家族全員テンションが上がった。そして最初の目的地付近、黄金崎公園に到着。

西伊豆の黄金崎公園、海と崖の景観

 

私は着くなり公園のトイレへ直行。屋外の公衆トイレだから温水洗浄付きではないけれど、洋式でトイレットペーパーも備えてあって、掃除も行き届いていて気持ちよく利用できた。私がトイレへ行っている間、家族はジオパークの壮大な景観を写真に撮ったり、馬ロックまで散策したりして待っていた。

 

黄金崎でシュノーケリング

 

事前予約していた黄金崎ダイブセンターへ到着。ここで、私たち家族は念願のシュノーケリングツアーに参加した。

 

ダイブセンターは大きな海の家のような雰囲気。高い天井の室内にはテーブセットが何組かあって、奥に更衣室とシャワー、壁際に棚。周辺は大きな樹々で日陰が多く、海辺の日陰は夏でも涼しかった。

 

受付後、更衣室で水着に着替え、その上からウェットスーツとマリンブーツを着用。外でシュノーケルセットを受け取り、サイズの確認やマスクの曇り防止処置を行い、ライフジャケットを装着。ライフジャケットやシュノーケルの使い方や注意点等、レクチャーを受けていよいよ海へ。

西伊豆の海岸線と岩場

 

手すりのあるスロープをカニ歩き(フィンを履いているため横向き)で進み、膝上くらいまで海に浸かったらシュノーケルを咥えて入水。そして泳いだ。


海水の冷たさはまったく感じなかった。ウェットスーツは防水スーツと違い、スーツと体の間に海水が入る仕組みだ。しかし、水入った瞬間がわからなかったし、お腹も全然冷えなかった。8月下旬で比較的海水温が高めの時期だったからかもしれないが、私は海の中で便意を感じることもなく、シュノーケリングを楽しんだ。

 

白く透き通ってキラキラしたシラスの群れ。イワシ、フグ、青くて小さなスズメダイもかわいかった。名前は忘れてしまったが、縞模様の魚や長細い魚など。想像していたよりたくさんの魚がいて感動した。

 

ツアー参加者の中には、一定のポイントからほどんど動かない人や、ずっと救助用浮き輪に捕まったままの人もいて、泳力も体力な様々だった。私は開始30分も経たないうちに疲れたので、途中から泳ぐのを止め波打ち際の岩に座って過ごした。途中で休むかもしれないことは予めインストラクターに伝えていたので、必要以上に心配されることもなく、のんびり休憩した。

 

子どもらはインストラクターと一緒に泳いでいて、いちいち私にここに魚がいるよと遠くから教えてくれるのだが、それを座って眺める私の周囲にも魚やウニ、カニがいて、黄金崎は水の透明度が高いから水面の上からでも生き物がよく見えた。


そして全員が一度休憩をとるタイミングで、私は完全に海から上がって着替え、トイレへ行った。

 

トイレは母屋から少し離れた場所にあった。屋外の公衆トイレのようだったが、洋式でトイレットペーパーが備えてあって、キレイだったので気持ちよく利用できた。

 

家族が海からあがるのを待つ間、私は黄金崎ダイブセンターが無料で提供してくれている麦茶を飲んで待っていた。脱水が怖い私には、とてもありがたいサービスだった。

 

土肥金山

 

シュノーケリングのあとは、朝来た道を戻って土肥金山へ。


広い駐車場にクルマを駐め、まずは食事処で昼食。と、その前に私はトイレ。施設内のトイレは個室も複数あり、温水洗浄付き便座にほっとした。昼食には天丼を注文。家族は海鮮丼や蕎麦。私はいまだに外食一人前は食べきれないが、残りは夫がおいしくいただいてくれるので助かる。食後は各々がトイレへ。

 

その後、土肥金山の坑道へ入場。外はとても暑かったが、坑道の中は涼しく快適だった。しかし私には涼し過ぎたのか、それとも歩き回ったからなのか、坑道の終盤あたりでトイレに行きたくなってしまい、一人先を急いで退場し、トイレへ行った。

 

家族は砂金採りにも挑戦した。その間、私は椅子に座って休憩した。砂金採りが終了し、各人に自分が採った砂金を十分見せびらかされたあと、私だけもう一度トイレへ。


クルマへ戻ると、みんなソフトクリームを食べていた。土肥金山では金箔ソフトクリームが売っているのだ。わかるよ、食べたくなるよね、旅先でソフトクリーム。でも私は食べない。まだ運転があるのでね(お腹の調子崩したくないので)。朝からここまで、私のトイレは9回。

 

土肥からは宿へ直行。予約したホテルのある箱根までドライブ。家族にとってはただの移動でも、私にとってはこれも楽しいアクティビティ。渋滞のない有料道路は走りやすくて最高。箱根峠を越えると一気に景色が変わる。時折いるランナーに気をつけながら、無事ホテルへ到着した。

 

箱根ホテル小涌園

 

チェックイン後、客室のトイレは私が使うため、家族は共用フロアにあるトイレを利用。今回は4人で一部屋に泊まるため、客室以外にトイレがあることがとても助かると実感した。私はホテルの夕食会場のフロア(出入り口付近)のトイレも夕食前と後に使用した。ホテルのトイレは文句なしに清潔でありがたい。

 

夕食はブッフェ。同時に食べ始めると私だけ先に退室することになるため(食べられる量が少ないうえに、食べたらすぐトイレに行きたくなるから)、はじめの30分は家族や他のお客さん、ライブキッチンを眺めて過ごし、それから食事を取りに行った。少食だとブッフェは割りに合わない感じもするが、少量で選べる部分では助かる。たとえばステーキ屋の1人前は私には多くて食べきれないけど、ブッフェのステーキは一皿に3切れだけだったので、しかも家族とシェアできるから、私は4切れくらい食べて満足した。

 

食後は庭園を散歩。その日はランタン祭りを開催するというので、夫と子らは庭園に残って祭りに参加し、私はそれを部屋の窓辺に座って眺めた。

夜空に灯るランタンと人々

 

旅行1日目、私は起床から土肥金山までに8回、ホテル到着から就寝までに5回、就寝後に2回、合計15回、たくさんトイレに行った。いつもより回数が多いのは、いつもより動いたり食べたりしているからであり、当然の結果。普段この回数だったら相当おしりがつらい状況になるが、旅行中はそうでもない。これは気持ちの問題か、それとも排便回数が増える理由の違いからなのだろうか。

 

二日目

 

日の出コーヒー

日の出と建物、山並み

一人だけ朝早く目が覚めた私は、トイレ後に部屋を出た。ラウンジで無料のコーヒーをもらおうと思ったのだ。そうしたらちょうど日の出のタイミングだったので、しばらくそこでまったり過ごした。


朝食ブッフェは家族と一緒にスタート。トイレへ行きたくなったら先に部屋に戻ればいいと思ったから。朝のブッフェにはお粥があってうれしかった。結局、一緒に食事を終えて部屋に戻り、私は部屋のトイレに少し籠った。

 

芦ノ湖

 

当初、2日目はプールで遊ぶ計画だった。しかし1日目の海で疲れたのか、子らがプールはいいと言うので予定を変更。チェックアウトして芦ノ湖へ向かった。ここは夫が運転で私は道案内。箱根町港近くの駐車場にクルマを止め、海賊船の特別船室に乗船した。箱根海賊船はこれまでも何度か乗ったが、特別船室は初めて。少し料金をプラスすれば待たずに乗船できるシステムは、長時間立って待つ体力のない私にとってとてもありがたかった。

箱根海賊船と芦ノ湖の風景

 

船は元箱根港を経由して桃源台港に到着。そこで下船した私たちは、歩いて食事処を探した。うえ乃という店に入り、私は穴子丼を注文。夫は天丼、子らはざる蕎麦。私はこの丼の穴子の天ぷらがすごく美味しくて、また箱根に行ったら食べたいと思っている。丼の淵から大きくはみ出るサイズの穴子天が2本のせられていたのだけど、2本目は夫に託した。

 

うえ乃は食事だけでなく釣船屋も兼ねていて、子らは食後スワンボートに乗船。私はそれを食後のお茶をいただきながら眺めるという、いい時間だった。

穴子天丼と味噌汁

 

海賊船の桃源台駅まで戻るには少し上り坂で疲れたが、到着した港のトイレがキレイなのでホッとできた。そしてまた、私のトイレを待つ間、家族はソフトクリームを食べていた。ここでは湘南ゴールドソフトクリーム。みんながソフトクリームを食べ終えるまで、今度は私が待つ番になった。

 

桃源台港を出港した船が箱根町港に帰着後すぐトイレに行きたくなった私は、船の中のトイレに行けばよかったと後悔した。なぜなら、箱根町港すぐ近くの公衆トイレがあまりにも汚なかったから。直前まで特別船室で優雅な気持ちになっていたのに一気に興醒めしてしまった。結局、私は茶屋本陣 畔屋のトイレを借り、家族は土産物屋の品々を見て私を待った。

 

帰路

 

箱根から自宅へは、国道1号から小田原厚木道路を通って東京方面へ向かう道のり。運転は私。子らはすぐ寝て全然起きなかった。しかし途中で私の限界がきてしまい、運転交代とトイレ休憩を兼ねてPAに立ち寄った。そしてソフトクリームを食べた。このときは私だけ。

 

旅行2日目、私はホテルチェックアウトまでに5回、桃源台港で2回、食事処で1回、茶屋本陣で1回、PAで1回、帰宅途中に夕食を調達して家で食べ、帰宅から就寝までに4回、合計14回トイレに行った。やはりトイレの回数は多くなったが、別につらくはならなかった。

 

総括

 

私のトイレ(排便回数)は、活動量と飲食量に多いに影響する。動いた振動で腸が動き、食べればその分押し出される。普段の私(自宅→勤務先→自宅)の一日は、起床から昼までに4回、昼から帰宅までに3回。帰宅から就寝までに4〜5回。だから11〜12回というのが多分正確な数字。こういう普段の日、私の朝食と昼食はとても軽め。そうしないと仕事に支障が出てしまう。しかし休日や旅行中は、時間を気にする場面だけ気をつけておけばいい。今回の旅行も、移動はクルマだから動かないし、食事を調節したのは1日目の朝だけ。シュノーケリングだけは予約時刻に到着する必要があったし、海に入る前だから食事は最小限にした。


自家用車旅は好きなときにトイレ休憩できるところもいい。バスツアーや鉄道旅だと、私はトイレを気にして飲食を楽しめないだろう。

 

そして、また海に入れてよかった。シュノーケリング最高。やはり私は海が好きだ。子どもたちが一緒に行ってくれるなら、来年もまた行きたい。

 


あとがき

 

夏を調子よく過ごした私は、秋の寒さに油断して体調を崩した。そこから回復すると、今度はいましかないぞとばかりに外出し、また体調を崩した。気がつけば冬。さすがに慌てた。夏の日記の投稿を年末まで延ばすとは。一応、日記は旅行直後に下書きを書いていたが、それから何度か書き直したり、写真をアップロードしたり、ちまちま作業していたら月日が経過してしまった。こういうのはよくないなあと思っている。