1968年、小沢一郎氏は人生の大きな転機を迎えます。
父親が急逝し、本来は弁護士を目指していた進路を
断念せざるを得なくなりました。
そしてその出来事をきっかけに、政治の道へ進む決意を固めます。
この時(1968年)天体の動きに目を向けると
土星は牡羊座にありました。
占星術において土星は、父親、責任、喪失
そして人生の重荷を象徴する天体です。
守られる側から、責任を背負う側へと立場が変わる時
人は自分の意思とは関係なく
大きな方向転換を迫られることがあります。
まさにその象徴のような出来事が、
1968年に彼の身に起きていたとも読めます。
そして翌1969年。
土星は牡牛座へと移動します。
牡牛座は「基盤」「地盤」「現実的な安定」を意味するサインです。
この年、小沢氏は衆議院選挙に出馬し
27歳という若さで初当選を果たします。
人生の進路を大きく変えた翌年に
現実の地盤を手に入れる流れは
象徴的に見ても非常に興味深いものがあります。
さらに興味深いのは
小沢氏自身の出生の土星は牡牛座であるという点です。
1942年5月24日生まれの彼の出生図では
土星は牡牛座に位置しています。
つまり、地盤や基盤を築くこと
長く同じ場所に根を張ること
現実的な力を積み重ねることが
人生のテーマとして元々備わっていたとも言えます。
そして1969年
土星が再び牡牛座に入ったタイミングで
政治家としての第一歩を踏み出しました。
自分の生まれ持ったテーマと
社会的なスタートの時期が重なる。
これは占星術的には
自分の役割を本格的に生き始める
象徴的なタイミングと読むこともできます。
(サターンリターン)
そこから長い年月をかけて
彼は地盤型の政治家として歩み続けます。
当選は実に19回。
長く同じ場所に根を張り
力を蓄え続ける姿は
まさに牡牛座の土星が持つ
「継続」と「蓄積」の象徴のような生き方でした。
そして時は流れ今年
再び土星が牡羊座へ入ろうとする節目を迎えます。
(2026年2月14日)
新しい始まりを象徴する牡羊座に移る直前
長年守り続けてきた議席を失うという結果になりました。
牡羊座は「スタート」を象徴するサインです。
同時に、これまで続いてきた流れが
一度リセットされる入口でもあります。
父の死をきっかけに人生の方向を変え
政治の世界へ踏み出したのが牡羊座土星期。
そして長い年月を経て
再び牡羊座に入る直前で一区切りを迎える。
生まれた時の土星は牡牛座。
土星が牡牛座に入った年に初当選し
長い年月をかけて地盤を築き上げ
そして土星が新しいサイクルへ移ろうとする入口で
一つの節目を迎える。
一本の長い物語のように見えてくる流れです。
失うことによって始まった道があり
築き上げた基盤の上で長い時間を過ごし
そしてまた新しい周期の入口で区切りが訪れる。
土星はいつも、何かを終わらせると同時に
新しい責任や新しい始まりを静かに示してくる天体なのかもしれません。
※本記事は占星術的な視点から
時の流れや象徴性を読み解いたものであり
特定の政治的主張や思想を意図したものではありません。
また、特定の人物や政党を支持・批判する目的もなく
あくまで一つの人生の流れを例として占星術的に考察した内容です。
