ポイ活+陸マイラーのけいわんです。

2023年は、自分のポイ活+陸マイラー生活に大きな影響のあるイベントがたくさんありました。

何だったかというと…
(1) ANAマイル交換ルートの改悪
(2) TポイントとVポイントの統合
(3) 投資信託のクレカ積立上限見直し
(4) JAL上級会員プログラムの変更
これらのイベントの影響をどう活かしていくかを考えてみました。

■ANAマイル交換ルートの改悪
今までもANAマイルの交換ルートは閉鎖の憂き目にあってきました。
・ソラチカへの等価交換ルート閉鎖(交換効率90%→×)
・LINEルート閉鎖によるソラチカルート消滅(交換効率81%→×)

その後、
・TOKYUルート閉鎖(交換効率75%→×)
となりました。

残るルートは、
・みずほルート(交換効率70%)
・LABIルート(交換効率62.5%)
で、これ以下の交換率はそれぞれのカード(例えばエポスゴールド等)で提供している交換効率60%の個別メニューになります。

みずほ/LABIルートともに永久不滅ポイントのルートで、消滅する可能性自体は低いと考えていますが、改悪される可能性は大いにあります。
改悪されるとすると他のカードと横並びの交換効率60%でしょう。

万一、みずほ/LABIルートが改悪され交換効率が低下した場合には、「ルート」はなくなって最短期間でマイルに交換できるクレカを使うことになります。



■TポイントとVポイントの統合
最初にこれを知ったときに、ポイント運営側にメリットがあるのかなと思いました。
Tポイントは他のポイントに圧されてシェアがどんどん低くなってきているし、Vポイントは自分的にはSFC修行以外ではマイナーという印象だからです。

ただ、自分のポイ活には大きめの影響でした。
「ポイント → ANAマイル」を進めるために、ポイントサイトやクレカを選んで使っていますが、その交換ルートは、
 ・ポイントサイト → Tポイント → JRキューポ → 永久不滅ポイント → ANAマイル
で、【Tポイント】はポイントサイトの合流地点で重要です。

特に【JRキューポ】へ直接交換できないポイントサイトは、【Tポイント】を経由していました。

他にはGポイント経由もありますが、ポイント交換に手数料がかかるため使っていません。
(ポイント交換例)
 ・ハピタス → Tポイント
 ・モッピー/ちょびリッチ/ポイントタウン → ドットマネー → Tポイント

今回のT/Vポイント統合の後もJRキューポへの交換ルート自体は残るだろうと思われますが、現行Vポイントから他ポイントへの交換は(Tポイントへを除いて)80%となっていますので、交換レートが改悪となる可能性が高いです。

みずほカード自体の交換効率に改悪がない場合でも、このままT/Vポイントが統合され、現行Vポイントの交換レートがそのまま適用されると、新Vポイント経由は、
 ・70%(みずほルート) × 80%(現行V→他ポイント) = 56%
となり改悪は避けられないと予測します。

ちなみに、Gポイント合流の場合には交換時に5%の手数料が必要となるものの、
 ・ハピタス/ちょびリッチ → Gポイント → JRキューポ
と等価でのポイント交換ができます。5%の手数料は、Gポイントサイトで指定のある広告案件を利用すると後から返却される仕組みもあります。

ただし、モッピー/ポイントタウンのポイントは、マツキヨ等の等価交換ではないサイトを経由しないとGポイントへ交換できないため、この2つのポイントサイトからの交換レートは悪化となります。

現在ポイントサイトで保有しているポイントは僅かながらあるので、今のうちにできる限り残らないように交換しておきたいと思います。



■投資信託のクレカ積立上限見直し
tsumiki証券から始まったクレカでの投資は、新NISAに向けて次々とカード会社と証券会社の提携が発表されてきました。クレカは「投信積立」や「NISAつみたて投資枠」に使うことができます。

現行NISAでは、「一般NISA」と「つみたてNISA」のどちらかしか選択できず、それぞれで年間の投資上限が100万円と40万円です。

新NISAでは、成長投資枠とつみたて投資枠を両方同時に利用でき、年間の投資上限もそれぞれ240万円と120万円に見直されました。つみたて投資枠は月額にすると10万円が上限になります。

積立投資でのクレカ決済の上限を月々10万円までにしたり、月々の純増投資額に対してポイントを付与するとしているクレカもあります。

この状況を予想していたかのように、JQセゾンはゴールドカードをリリースしました。
この【JQセゾンゴールド】には【JQエポスゴールド】と同じように年間ボーナスポイントがあり、年間50万円以上の利用で2,500ポイント、100万円以上は10,000ポイントが付与される上に、アマゾンでの支払いとスマホ料金の支払いに対してポイントが3倍になる破格の性能があります。

【JQエポスゴールド】に加えて【JQセゾンゴールド】が、「ポイント3倍」「ボーナスポイント」で武装したことで、ポイ活+陸マイラーにとっては、「JQ」と名のつくカードは必携のカードとなりました。それぞれのJQカードゴールドを見ていきましょう。

【JQエポスゴールド】は、食料品スーパーや光熱費など日々の生活に近いところがポイントアップショップに並び、登録することでポイントが3倍になります。さらに年間100万円以上の利用では10,000ポイントのボーナスポイントを獲得できます。

また、tsumiki証券での投信積立や新NISAにも利用できます。投資分には月々ポイントはありませんが、年間の投資額に対して「がんばってるねポイント」という名称で最大0.5%のポイントを獲得できます。また年間決済額にもカウントされ、ボーナスポイント獲得に大きく貢献します。

【JQセゾンゴールド】は、アマゾンでの支払いやスマホ料金の支払いがポイント3倍の対象になり、年間100万円以上の利用で10,000ポイントのボーナスポイントを獲得できます。

また、セゾンカードが大和コネクト証券と提携したため、投信積立や新NISAにも利用できて月々の純増投資分には0.5%分のポイントが与えられます。年間ボーナスポイントの決済額としてもカウントされ、ボーナスポイント獲得に大きく貢献します。

2つのJQカードゴールドは、使う場面が異なっていてそれぞれで年間ボーナスポイントが狙えるため2024年からのポイ活はとても楽しみです。

投信のクレカ積立でもポイントが獲得できるということは、元本割れのリスクはありますがお金を使ってしまうのではなく将来に向けて残すことができる上に、ポイントまで獲得できるので「JQカードゴールド」がポイ活最強と言っても過言ではないでしょう。

個人的な願望は、【JQ”イオン”ゴールド】が新登場し、2つのJQカードゴールドと同じような性能で「JQゴールドトリオ」になると、なおうれしいですね!



■JAL上級会員ステータス取得条件の変更
ちょうどJGC修行をしてみるのはどうかと考え始めたところに、上級会員ステータス取得条件の変更というニュースが流れてきました。
この変更で、単年の修行で獲得できるステータスから生涯ステータスに変わってしまいました。

自分自身は、コスパの高い路線で数をこなす修行方法で、羽田-那覇がメイン路線となり、閑散期の1~3月や11~12月が主な修行時期になります。

特に1~3月は格安の便が多く、スタートダッシュを確実にする意味でも予約が集中する傾向があります。そのため、かなり前から計画を立てフライトを予約していく必要があります。

今回の変更でじっくり取り組む生涯ステータスになると、短い期間にフライトを詰め込む必要がなくなるので、金銭的,時間的,体力的などいろいろな面で余裕がでてきます。

見方を変えると、時間をかけて上級会員の修行ができるようになったことで、JGC修行をこれまであきらめていた人もやってみようかと思える環境になりました。

また、JGC上級ステータス獲得条件からFOPが外れたことで、近距離や料金の安い路線を選択することができるようになり、いろいろなところへ行ってみることもできるようになります。

さらに、今までJALのダイヤモンド修行や亀タグ修行をしていた人は、かなり上位のステータスになる可能性もあります。

自分自身は今までに数える程しかJALを利用した記憶はありませんが、JGC入会条件になるCLUB-Aゴールドカードを発券できれば、ポイント→JALマイル→eJALを使って持ち出しなしのJGC修行に挑戦してみようかと考えています。



■まとめ
・ANAマイル交換ルートは、今後も閉鎖や改悪され最終的には効率が60%になりそう
・T/Vポイント統合は、ポイ活+陸マイラーの自分にはいいことなし
・クレカ積立の上限見直しは、ポイ活にとっては朗報
・JAL上級会員ステータス取得条件の変更は、じっくり取り組む修行となった

今まで少しずつ状況が変わってきていることを考えると、ポイントの使い方も考える必要があるかも知れません。

エポスカードは、ゴールド以上でポイントの期限切れがなくなり年間ボーナスポイントが付与されるポイ活には最強カードでしたが、等価で他ポイントに交換できなかったので【JQエポスゴールド】にする必要がありました。

しかし、今後もANAマイル交換ルートの改悪が続いて効率が60%になれば、【JQエポスゴールド】を【エポスプラチナ】に変更して、プラチナの年間ボーナスポイント20,000ポイントで年会費を払って、プラチナ特典のプライオリティカードでラウンジを楽しむ旅行もありかなと思います。

ボーナスポイント分が少なくなりますが、【JQセゾンゴールド】で補うことができるので、気長にポイ活も一考の余地ありです。

JGC修行はどうかなと考えたタイミングで以上のような変更があり、時間をかけた修行ができる環境になったと思うので、自分のこれからのポイ活+陸マイラー生活は、
 ・新NISAつみたて投資枠や投信積立でクレカポイントを収集
 ・エポスプラチナもあり?かな
 ・ゆっくりJGC修行に励む
方向で見直しをしてみるつもりです。

みなさんの参考になるような内容があれば幸いです。