有料試飲
やっと営業の人を捕まえて聞いてみた。
『 コレ、有料試飲ってなぜですか? 』
『 さすがにこのクラスはキツいんですよ。価格が。
でも飲んでいただかないと分からないんでこうやって原価分を有料でね。 』
なるほど。
こういう試飲もあるわけだ、と妙に納得した。
と同時に凄い興味が沸いた。
『 この中でこれだけは飲んでおいた方が、っていうのはどれですか? 』
『 やっぱりこれでしょう。 』
即答だった。
そんなに凄いものなのか。
そんなに凄いワインってどうなのか。
1杯、2000円の有料試飲。
それまでの試飲と違って、普通に売るくらいの量を注いでくれた。
今でも忘れない。
忘れないどころか、はっきりと覚えている。
シャトー ラトゥール 1975年