先日こちらの記事でDavid Bowieの『Heroes(ヒーローズ)』について少し触れました。



1977年、Bowieは『Heroes(ヒーローズ)』をリリースします。


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この楽曲は、アルバム『Heroes (ヒーローズ・英雄夢語り)』に収録された先行発売シングルです。
アルバムジャケットを撮影したのは日本人フォトグラファーの鋤⽥正義 さん。

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写真集も出版されています。
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1974年頃からアメリカで音楽活動をしていたBowieは薬物依存に陥り、1976年頃から治療も兼ねてベルリンに拠点を移し音楽活動を行います。

ベルリンの壁の傍で恋人を抱きしめていた光景に触発されたプロデューサーのTony Visconti(トニー・ヴィスコンティ)のアイディアで『Heroes』が生まれたと言われています。


楽曲リリースの10年後、1987年6月6日『Glass Spider Tour(グラス・スパイダー・ツアー)』の一環で、西ベルリンでライヴを行ったBowieは、スピーカーの一部を東側に向けました。
そしてライヴ会場の人々に呼びかけます。
『この壁の反対側にいる我々の友人たちのために幸せを祈ろう』

当時の東ベルリンには集会の自由はありませんでしたし、西側文化も正式には入っていませんでした。
それでもこの時、東ベルリンの若者が5000人以上集まり、Bowieの歌声を聴いてメッセージを受け取ったのでしょう。

それから2年後の1989年11月、ベルリンの壁は崩壊します。
2016年にDavid Bowieが旅立った時、ドイツ政府が公式コメントで彼に謝意を伝えました。

この曲はドイツ語やフランス語でもリリースされています。
発売当時はあまり評価されませんでしたが、ライヴでは定番の曲でした。
そして『Heroes』は好きか?嫌いか?という範疇を超えた、私達ファンにとって特別な楽曲になりました。


私事ですが…

アルバム『Heroes』は高校の友人に借りたのが初視聴です。
ジャケットも素敵なのでとても欲しくなり、お小遣いを貯めて後にこのレコードを買いました。

2016年1月8日(Bowie 69歳のお誕生日)にリリースされた『★(ブラックスター)』を買って帰宅途中、私はレコードを貸してくれた高校の友人と14年振りに街中で偶然会いました。
Bowieの新しいアルバムで話が盛り上がった事は言うまでもありません。

そしてその2日後Bowieは旅立ちました。

Bowieは旅立つ時にもそしてその後も、私達ファンに強烈な印象を与え続けています。
彼は今もどこかの星にいるのでしょう。
『地球に落ちてきた男』ですから。



今日9月5日は、QueenのFreddie Mercury(フレディ・マーキュリー) のお誕生日です。

日本文化をとても愛したBowieと、Freddie(Queen)とのコラボ楽曲をどうぞ♪


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※画像・動画等はお借りしています。