リンパ腫は血液中の白血球のひとつであるリンパ球の腫瘍です。そのため体中のいたるところで発生が認められます。顎の下などぐりぐりと腫れる体表リンパ節に発生する多中心型、胃、腸や腸管リンパ節に発生する消化器型、胸の中のリンパ組織に発生する縦隔型、皮膚に発生する皮膚型などがあります。

しっぽフリフリ好発犬種はボクサー、ゴールデン・レトリバー、コッカー・スパニエルなどですが日本では他にシェットランド・シープドッグ、シーズー、最近ではコーギーにも多い印象があります。

好発年齢は平均7歳ぐらいですが、4歳以下の若い犬にも発生が認められます。

リンパ腫は無治療では約100日前後で死亡してしまう怖い病気です。

完治する病気ではありませんが、治療により生活の質を改善して生存期間を延長させる可能性があります。

全身性疾患ですので治療は化学療法(抗がん剤治療)がメインです。

その子の状態にあった薬を選択して治療することで重篤な副作用は防ぐことができます。

抗がん剤治療に関する記事ございますのでご覧ください。