不妊治療への近道・・体質改善

皆さんこんにちは^_^
女性鍼灸師の瑞原です。
今回は新しい治療メニューに加わった

鍼灸全身調整▪️婦人科外来

『不妊治療への近道・・体質改善』を
テーマにしてご案内したいと思います。

鍼灸治療では全身調整をすることにより
現在妊娠しにくい体質を
妊娠しやすい体質に改善することができます。

では不妊治療になぜ鍼灸治療が効果が有るのか
それを具体的に説明したいと思います。

不妊の原因は様々ですが
器質的疾患(両側の卵管閉塞など)を除けば、一番多い原因は、冷えとストレスが大半であると
言われています。
冷えとストレスは西洋医学の薬では非常に治しにくい領域です。
東洋医学である鍼灸治療は、この冷えとストレスから
起こる体調のインバランスを効果的に改善することができます。

鍼の刺激は主に神経を介してあらゆるホルモンの
司令塔である脳の中の視床下部や自律神経の中枢である延髄に影響を与えます。
そして女性ホルモンの分泌中枢の調整を促します。
さらに冷えで血流の悪くなった身体の局所部分(例えば子宮)の血流を改善し、細胞を活性化して本来の機能を高めたり、自律機能を調整することで全身や局所の免疫力を
高めたりします。
お灸では全身のエネルギーの根源である
東洋医学で言うところの腎精腎気すなわち生殖機能を高めます。

冬に暖房をすると暖かい空気は上にあがり
下には冷えた空気がたまるように、本来人間の身体も
上半身は温かく、下半身は冷える傾向にあります。そうならないように｢充分な気｣が｢滞らず｣に巡ることで健康な状態を維持していると考えるのが東洋医学の発想なのですね。
更年期障害で自律神経やホルモンのバランスが崩れて
いる人は、腰から上は火照りで真っ赤に熱を持ち、
線を引いたように、下半身は青白く冷えています。

西洋医学と東洋医学の決定的な違いは
鍼灸や漢方を使って治すと云うことではなく
身体の見方が全く違うのです。
東洋医学は五臓六腑のバランス、陰陽のバランスに
重視を置いています。
そして五臓六腑、内臓の変化は
目、鼻、口、舌、耳、皮膚などあるゆるところに
反応が出てきます。
そしてなぜそうゆう症状が出たのか、そのプロセスを
大切に考え、原因を探り、その病気の根源を
治療するのが東洋医学の治療方法です。

鍼は怖い、痛いというイメージで
なかなか全身鍼治療を避ける方が多いですが
患者様のご希望で、痛みがほとんど感じない細い鍼でも鍼治療はできます。お灸も熱いというよりは
ホンワカと温かい感じです。とても気持ち良い温かさです。全身鍼灸治療の後は全身の気血津液が巡り
スウ～っと心身がリラックスできます。