●食養生☆心編。食は心の礎に。


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桜も満開。
温かくなりつつも、花冷えの日もあり。
普段健康な人でも、寒暖差や環境の変化などもあいまって、自律神経のバランスや体調を崩しやすくなりやすい時期です。


イライラしたり、落ち込んだり、さほど気にならず過ごせる人なら良いのですが、過剰に不安になったり、怒りの感情をコントロールできなかったりする場合、一例ですが、「セロトニンの分泌が低く、ノルアドレナリンの分泌が高い」ことが分かっています。


脳内物質であるノルアドレナリンは不安やうつな気持ち、怒りなどの伝達物質ですが、心の平安、集中力に必要なセロトニンがきちんと分泌されれば、過剰なノルアドレナリンを抑制するので、感情の切り替えがスムーズになります。


またギャバという脳内物質は脳の興奮を抑制する働きがあり、セロトニンと共に感情の調整に必要です。


ちょっと話は飛びますが、心を育てるには環境と人間関係と食事です。


大人になって、色んな価値観や生き方がある上に、人付き合いの難しさだったり、仕事を覚えるだけでも大変だったり、会社の存続に関わる事だったり、そんな中をくぐり抜ける知恵は脳内物質から生まれます。


その脳内物質の調整が上手くいくと、何か問題にぶち当たっても、乗り越えていく気力が充実し、知恵も働く。


我が家も会社関連で色々ありましたが(笑)
無事にそれから解放されて思うのは、精神的にちょっと苦しい時こそ、「食事」の内容と家族で一緒に楽しく食べる事が一番大事だなぁと、しみじみ感じてます。


何かで読んだのですが、感情のコントロールには
①物事の受けとめ方を変える
②考え方を変える
③気分を変える
④努力する
がありますが、食事が感情と関わる脳内物質の分泌を左右する事がわかれば、子供の時からの食生活は心の基礎を作る、つまりは未来の日本に繋がるわけですネ。


さて、食(栄養素)と脳内物質の一例。


●セロトニン分泌にはその材料になる、トリプトファンという必須アミノ酸の一種が必要。
体内で作り出すことが出来ないので、食事(やサプリメント)で摂取します。


●トリプトファンを多く含む食品→ひまわりの種、アーモンド、プロセスチーズ、赤身の肉、タラコ、カツオ、納豆など。
※鰹節でお出汁とって下さいね(^.^)b


たんぱく質にトリプトファンは多く含まれますが、植物性の方がセロトニンの材料として利用されやすいようです。


お料理の偏りは、心の偏りに。


(独り言)バランスよく食べる意味を少し掘り下げて意識してみると、東洋医学的な食養生も活きてきますね。