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昨日は「配色の美の法則」講座2回目でした!
1回目はPCCS色彩表を中心に、色の物差しや対比などについて、2回目は実際にカラーカードを使って、「まとまり配色」と「きわだち配色」「アクセントカラー」「セパレーションカラー」など配色の基礎をレクチャーさせて頂きました。


配色を学ぶのが全く初めての方もいらして、初めて聞く専門用語がたくさんあり、またカラーカードの切り貼りにも四苦八苦されていましたが、3回目くらいから、楽になられると思います(^^)v


今回の配色講座は資格を取るためではなく、配色のコツをマスターして頂くものです。


感性で何となくできてしまう方もいらっしゃいますが、配色の法則は確かに存在します。


古代ギリシャの時代には既に「配色美の方程式」が存在していました!
それはコチラ↓


配色美=統一性(色の秩序)÷変化性(色の複雑性)


統一を変化で割り算して、答えが大きくなればなるほど美しい配色、となります。
つまり、ごちゃごちゃと色を使うより、シンプルな色使いの方が美しい、というわけです。


さすが、古代ギリシャ人の哲学好き。


音楽用語でもあるハーモニー(調和)は、古代ギリシャ語の健康が語源と言われています。


つまり、調和している配色は、健康に良い、と言えるわけですね。
実際に調和、不調和と言われる配色を見た時の脳波を測ると、調和している配色を見た場合、α波になります。


配色(カラーコーディネート)はストレスを軽減するだけではなく、色自体の心理的身体的作用により、心身の健康に役立てたり、やる気や集中力、創造力などをアップするツールにもなるのです。


例えば、まとまり配色。
同系色でまとめたファッションは人をリラックスさせます。
また、きわだち配色の場合。
反対色を組み合わせた配色はインパクトが強く、テンションを上げます。


バブルの頃、お洒落かどうかは別にして、プロ野球選手とかがよくヴェルサーチのスーツを着ていましたね。
まさにテンションを上げる配色だったのです(笑)


ただ、トータルカラーコーディネートを考えると、
まとまり配色にはアクセントカラーを入れたり、きわだち配色ならセパレーションカラーを入れたりすることで、それぞれの組み合わせがセンスよく調和します。


色の組み合わせによっても心理に影響を与えることができますので、
繁盛している飲食店などは必ずといって良いほど、色彩心理と配色を考えているようですね。
特にアメリカ系は合理的ですから、インテリアはもちろん、椅子の高さやストローの直径など至るところに人間工学的にも考えられています。
病院やホテルの内装なども、考えられて色選びをしている所が多いですね。


今回の「配色の美の法則」講座、来年以降も定期的に開催を予定しています。