選択
第二話
「沙良 おはよう^^」
親友の神矢由梨乃だ。
「あ、おはよう・・・。」
「どうしたの?元気ないじゃん」
ハッとして沙良は必死でごまかした。
授業が始まった。けれどその内容は全く入ってこない。昨日のことが頭の中をぐるぐると回る。当然だあんなことをしてしまったのだから・・・。
「ねえ沙良、ホントに大丈夫?顔色悪いよ」
「あぁ、ちょっとね・・・」
「ちょっとってなんなの?親友なんだから何でも言ってよ」
「なんでもないよ・・・」
「でも、やっぱり何かあるんでしょ?」
「もうなによ!親友だったら何でも言わなくちゃいけないの?ほっといてよ!」
「沙良・・・」
私は教室を去った。
なんであんなこと言っちゃったんだろう。由梨乃は悪いわけじゃないのに。
帰り道、由梨乃の姿が見えた。
「由梨乃」
「・・・・・・・」
「由梨乃・・・・。」
由梨乃は振り向いてくれなかった。当然だ由梨乃は心配してくれたのにあんなこと言っちゃったんだもん。由梨乃が傷つきやすい性格だししばらくは許してくれないだろうな・・。
次の日学校へ行った。私はたいして友達がいるわけでもない、
というか友達は由梨乃以外にいない。いじめられていたときに由梨乃が助けてくれたんだった・・・。
だから由梨乃がいなかったら誰も相手にはしてくれない。一人ぼっちだった。
「おはよう。一人なの?」
クラスメートの咲夜かけるだ。
彼はこのクラスで一番のモテ男。かっこいい(?)らしい。
「今日一緒に帰らない?一人なんでしょ?」
(もしかして・・・・これは、これは、これは、まさかのやつかも!)
つづく