「幕が上がる」を二度観た。
「幕が上がる、その前に」も観た。
両方ともいい映画だった。
「その前に」の方はドキュメンタリーで、映画の撮影の前の平田オリザ氏のワークショップから、5人で試写を観るシーンから色々観れて良かった。
ももクロの1番の魅力は素の面白さで、出来るだけ自然のままがいいという自分にとっては、こっちの方が楽しめたかもしれない。
「幕が上がる」を観て、1番感じたのは彼女達の演技力は素晴らしいということ。
5人が5人とも高いレベルの演技力を示したという事が快挙だと思うし、1段階2段階ステップアップしたと思う。
特に素晴らしいと思ったのは、やはりさおりと中西さんの、夜の駅でのシーンだった。
2人の自然で感情のこもったシーンは、何度でも観たいと思った。
綺麗で美しいシーンで、涙が出そうになった。
やはりももクロは、この2人、夏菜子とももかが引っ張ってゆくべきチームだ。
ここぞという時の感情の込め方が凄いし、強い光を放っていて、つい引き込まれ魅入ってしまう。
2人共本物の女優で、アイドル女優などではなかった。
がるる役のれにも良かった。
おどけるシーンが多くて、自然でわざとらしさがなかった。
しおりんも、無言の表情だけのシーンでも感情がよく表現されていた。
あーりんも良かったと思う。
ただあーりんはもう少し痩せていたらもっと良かった。
自分は観終わって、やはりももクロの映画なので普通の映画のようには観れなかったが、素晴らしい作品だった。
何回も観たい作品で、正直少し地味な映画かもしれないが、好きな映画だ。
何かしらの賞を取れると思うし、取って欲しい。
できればももクロ5人で新人賞を取って欲しい。
自分は終盤に、ももクロ5人だけのシーンになった時、何故だかホッとした。
やっぱりこの5人だよという安心感と、いつまでも離ればなれになって欲しくない、という気持ちが出てきたのかもしれない。
今回この映画が撮られた事で、5人はまたステップアップしたと思う。
5人それぞれの良さが出た映画で、作品の評価も高く、5人それぞれの評価も高かったので、大勝利だと思う。
5人の努力と、情熱に敬意を表したい。