先日放送された「ももいろフォーク村」を観た。

しおりんが尾崎豊の「卒業」を歌ってる途中声が出なくなり、涙をこらえながら歌ったり、杏果が誕生日のサプライズでびっくりしてペースが乱れた為か様子がおかしくなったり、観ていて胸が苦しくなるシーンがあった。

ももクロが常にチャレンジをしているから、こういうシーンを目にする事になった、と言えると思う。

生放送で毎回ソロも含めて、何曲も歌う。
それも短い期間に知らない曲を覚えて。
毎回すごいプレッシャーだろうし、緊張もハンパじゃないだろう。

今回の「幕が上がる」にしても、コケたら2度とももクロでは映画を撮れないかもしれないし、演技がヘタだと思われても今後にマイナスだ。

ももクロは既にライブ動員数では女性アーティストで1番になっている。
歌が現状のままでもライブは盛り上がるし、稼ぐのが目的なら時間の取られる映画など出ないでライブをやってればいい。

でもあえてリスクをおかしてでもチャレンジする。

何故か?それは、すべて「将来」を見据えての事だろう。

これから先も長く活躍できるグループになる、という夢がある。SMAPやTOKIOみたいに。
その為には個々のレベルアップが不可欠だ。
常に5人で活動するわけじゃなく、一人一人が個々に番組を任せられたり、ドラマに呼ばれるようにならないと夢は頓挫してしまう。

その為には演技力やトークのスキル、歌唱力などレベルアップしていかないとならない。
トップアイドルとして活動しながらそれをやっていかないとならない。
まさに「いつだってギリギリさ」状態だ。

でも、そのチャレンジする姿を含めてももクロなんだ。

ももクロを現在進行形の「青春ロードムービー」として見るなら、色々な事があった方がドラマとして輝くし、感動的なものになる。

時には胸を痛めるシーンもあるし、涙や笑いや悲しみや、別れや恋愛や…色々あるだろう。

でもそのすべてを、「モノノフ」として、一人の人間として「家族」に近い気持ちで暖かく見守って行きたい。