CHAGE and ASKAの1979年のデビューから2000年までの楽曲が再配信されました。それを記念しての企画第2弾!
「再配信でテンションがUPした今だからこそダウンロードしたいマニアック楽曲(飛鳥涼編)」
あえて漢字フルネームのの飛鳥涼で書いてみました。
『SUPER BESTⅡ』などのCDも再販が始まりました。これを機会にぜひチャゲアスの全楽曲に触れてみてほしいほしいです。「SAY YES」以降、『PRIDE』以降、「モーニングムーン」以降など初期の楽曲をあまり聞いていないという方や、『NOT AT ALL』以降はあまり聞いていないという人もいらっしゃるでしょう。
今回は初期の楽曲を中心にCDの入手が困難な楽曲やアルバムの中で地味な顔で収録されているものを選びました。
これらの楽曲とともに、ぜひとも深い深いチャゲアスの沼にはまってくださいませ
1 恋人との別れ方(女の場合、男の場合)
1986年のシングル「Count Down」のB面。「僕はこの瞳で嘘をつく」の原曲とも言える楽曲です。メロディーや曲調ではなく歌詞が、です。
1番の女の場合を飛鳥さんが歌い、2番の男の場合をチャゲさんが歌うという珍しいパターン。同じメロディーラインを歌うことで2人のヴォーカルの個性の違いがよくわかります。
一度もライブで披露されたことはありませんし、今後もまず歌われることはないでしょう。
2 ラプソディ
1988年のシングルVersion。『SUPER BESTⅡ』にも収録されたアルバム『RHAPSODY』の「狂想曲(ラプソディ)の方が一般ではよく聞かれていると思います。アルバム発表後にシングルカットされた際に大胆なリミックスがされています。
楽器の定位が大きく異なるだけでなく、間奏のスキャットがイントロにも入り、ドラムのフィルのパターンなども差し替えられることでシングルらしい派手さのあるアレンジに生まれ変わっています。
初めて聞く人はその違いに驚くと思いますよ。
3 モーニングムーン
1986年のシングル。キャニオン移籍後初のシングルであり、「万里の河」以来の“ヒット曲”です。しかし、『SUPER BESTⅡ』や『VERY BEST ROLL OVER 20TH』などで聞けるVersionはアルバム『TURNING POINT』収録のVersionがもととなっています。このシングルVersionはラジオでのオンエアなどを意識して間奏を短縮したものです。かつては『スーパーベスト』に収録されていましたが、長らく廃盤であり入手困難となっていました。
シングルに聞きなれていた私はアルバムVersionを聞くと間奏が長くて特別なVersionを聞いていると感じていたことを思い出します。
4 熱い想い
1982年のシングル。映画『真紅な動輪』の主題歌として発表されたこの壮大なラブバラードは長らくCDでは入手不可能となっていました。アルバム『熱い想い』(発売当初は『真紅な動輪:熱い想い』という映画のサウンドトラックという扱いでした)ではロングヴァージョンでの収録です。ベスト盤「スーパーベスト」にシングルヴァージョンが収められていましたがそれも長らく廃盤となっています。初期の楽曲の中でも知名度が高く、現時点で最後のチャゲアスの全国ライブツアーとなっている2007年のDOUBLEツアーでも歌われた楽曲です。
5 SHAKIN’ NIGHT
1985年のシングル「オンリー・ロンリー」のB面曲。アルバム『Z=One』のボーナストラックとして収録されていましたが、最近はほとんどどなたの話題にもあがらない楽曲です。コンサートのオープニングを意識したであろうアップテンポな楽曲なんですが、話題に上がらない理由はおそらくその歌詞でしょう。ASKAさんの歌は「深い」、そして「意味がある」と思われている昨今ではこの「ようこそこそ ようこそここまで Let’s Happy Night」という世界観は「軽い」「意味がない」と思われるのかもしれません。しかし、「今が一番いい」という多くの人に歌い尽くされたフレーズをドレミファソラシドに載せて歌ったASKAさんの原点はこの歌にあるんですよ!
6 Sons and Daughters~それより僕が伝えたいのは~
1993年のシングル。売り上げ200万枚を超えた「YAH YAH YAH」に続くシングルとして注目されたこの楽曲はアカペラ調の異色の楽曲でした。アルバムやベスト盤に収録されているのはアメリカのアカペラクループの14カラットソウルのコーラスが足されたものです。シングルヴァージョンはよりASKAさんとChageさんの歌声が前面に出ており生々しさがあります。その分、ゴージャスさではアルバムヴァージョンに分があります。オリジナルのシングルヴァージョンはシングルの廃盤以降ほとんど聞かれなくなっていました。この機会にオリジナルとの再会をしてみませんか?
7 WALK
チャゲアスファンで知らぬ人はいない名曲。しかし、1990年の『THE STORY of BALLAD』ヴァージョンをぜひお聞きください。ちなみに「バラード」ではありません「バラッド」です。細かく言えばMIX違いになります。エンディングに「T love you ,All my love」のコーラスが追加されており、コンサートのエンディングを彷彿させます。このアルバムではそれに続いてアンコールのように「心のボール」が収録されています。CDでも再発売されました。「SAY YES」以前のチャゲアス初心者にお薦めのアルバムです。
8 失恋男のモンタージュ
1988年のアルバム『RHAPSODY』に収録されています。「WALK」のように名曲の名をほしいままにしている楽曲に続いてほとんどなかったことにされている楽曲です。ライブで披露されたこともなく、セルフカバーされる気配も要望もなく、ひっそりとアルバムの中に収められています。デジタルサウンドにロックサウンドを足したダンスナンバーなんですが、やっぱり歌詞が嫌われている理由かなぁ。サビで「男だって泣きますよ 失恋って奴にゃあ」とシャウトするわけです。この変な感じ。クセになりますよ。
9 mebius
1986年のアルバム『Mr.ASIA』の収録曲。曲名を聞いてすぐにメロディーが出てくる人はかなりのマニアですね。キャニオン時代の歌謡ロック路線を象徴する楽曲とも言えます。マイナー調のミディアムテンポの楽曲ですがメロディーはわかりやすい歌謡曲の雰囲気も残しています。この頃からコーラスが分厚くなっていきました。ASKAさんにChageさんがハモるという単純なものではなく何人ものChageさん、ASKAさんがバックで歌っているようになっていきました。
10 あとまわし
デビュー曲「ひとり咲き」のB面曲。アルバム『風舞』のボーナストラックにもなっています。その後のチャゲアスの歩みを思えば振り返られることもないような地味な楽曲ですがアマチュアシンガーの飛鳥涼を感じさせる楽曲として聞けば愛おしさすら覚えます。コンテストのグランプリを狙った「流恋情歌」「ひとり咲き」、デビューアルバム用に書いた「風舞」などを除くほんの数曲のみがコンテストやプロとして売れることを度外視したアマチュア時代の楽曲です。アマチュア時代のチャゲアスを夢想しながら聞いてほしいですね。
更新が遅くなってすいませんでした。
『Black&White』のリピートの合間に過去のチャゲ&飛鳥を聞いてみるのも新鮮ですよ。
どんどんダウンロードをして、そしてCDを購入してレコード会社に過去のチャゲアスの楽曲への需要はいっぱいありますよ! ってアピールしなきゃ。