トム・ウェイツのアルバムですけど、イイですねぇ、うん。フト最近、思いましたけどこのアルバム、ごく控えめに言って、激しく良いデス。
どのくらいイイって、ホントにイイ年したおっさんが、このアルバムを聴いていて涙を流してしまうくらい、物凄くイイのです、ハイ。
冒頭の1曲目からしてイイ。この曲のロッド・スチュワートのカヴァーも良かったけど(ボン・ジョヴィのドラマー、ティコ・トーレス=トムと声質が同じでヨカッタ・・・)、このオリジナルのヴァージョンのほうが、良い意味で洗練されていなくて良いですね、ハイ。
この曲もですが、ストリングスもこのアルバムで使われていますが、「適宜」という感じで、良い意味で過不足ないので、耳障りではないです(個人的には、過剰なストリングスは好みではないので)。そう、変な装飾がなくて、シンプルなのがイイ。
例によって、全体的にジャジーだったり(ドラムが「あの」シェリー・マンですヨ)、ブルージーだったり・・・というのも、「く~っ、たまらん!」デス。ベースもイイ。ギター・レスで、シンプルなだけにその良さが際立ちます。
そしてたぶん、夜にシラフでない状態で聴くのがイイんでしょうねぇ。そういう魅力のあるアルバムです。
ただし、この人の評価には付き物にはなりますが、かなり個性が強いので、好き嫌いが別れるかとは思いますケド、ハイ。
ジャケットも味が出ていると思います。場末のストリップ劇場の控室・・・みたいな。
とにかく、ボクはこのアルバムが好きです。もし、よかったら聴いてみてください。そして聴くなら、夜です。
今日は「Tom Traubert's blues」(Tom Waits)がよかったです。