アリゾナ州ナバホ先住民保護区のレストランでは、朝食にフライブレッドを選ぶことができる。


Frybread01


フライブレッドはアメリカ先住民の名物料理。ドーナッツを平べったくして油で揚げたようなものだ。パリパリした食感と香ばしい香りが食欲をそそる。シナモン、粉砂糖、シロップをかけて食べたりもする。


この上にレタス、トマト、ひき肉などを載せたものはインディアン・タコス、ナバホ・タコスとも呼ばれている。結構ボリュームがあって、初心者にはきつい。


米国農務省の報告ではフライブレッド一枚は700カロリーで27グラムの脂肪を含むといわれている。ナバホであった先住民はポッチャリ系が多い。糖尿や肥満の元凶と指摘する声もあるようだ。


乾燥地帯に住むナバホの先住民はもともと粗食で、コーン中心にたまにマトンを食べる程度だった。博物館の古い写真を見れば、確かにみんなやせている。


そんな先住民の食べ物で高カロリーのフライブレッドが一番ハマリやすい。ハンバーガー好きアメリカ人の間で広まったのも想像にたやすい。


フライブレッドはほどほどに!

アメリカン・インディアンのメープル・シュガー
¥892
インディアン