私は過去に不倫をしたことがある。
19歳の頃。2年くらいお付き合いをした。
出会って、彼に奥さんも子供もいることを知りながら恋に落ちて
奥さんが病気で入院、子供は奥さんの実家にいるとうことで
彼の家に度々入り浸っていた。
彼は、『子供が20歳になるまで離婚はできない』と最初から言っていて
なんで私たちはもっと早く出会えなかったんだろう、ってソレばっかり考えてた。
付き合い始めて5ヶ月くらいで彼の子供を妊娠した。
彼に報告して、二人で泣いた。
「おろすしかないよね」と、気持ちいいくらいはっきり言われた。
中絶する日、彼が付き添ってくれた。その後安静が必要なので、彼宅へ数日泊まった。
その後毎日泣き続け、軽いうつ病にかかった。
しばらくして、奥さんが帰ってきた。それでも関係は続いた。
職場が近かったので、仕事の日は仕事中にあったり、
仕事後に会ったり、何かしらで毎日あっていた。
休みの日は奥さんの目を盗んでメールしてくれた。
会えばうれしい気持ちで満ち溢れたけれど、会えない時は辛くて泣いた。
この恋愛で、声を出さずになくことを覚えた。それは今でも体に染み付いてる。
彼と一緒に過ごす時間がもっと欲しくて、私は会社の近くで一人暮らしをはじめた。
仕事後に彼が毎日家に寄ってくれた。
それでも寂しくて、切なくて、誰でもいいからそばにいて欲しい、
彼の代わりをして欲しい、と、彼の会社の先輩が私をかわいがってくれたのを利用して
先輩と一緒に食事に行ったり、男女だからそれだけでは済まず
先輩は性欲のままに、私は彼の代わりに、彼が休みの日は一緒にいた。
それでも寂しくて、彼と仲のよかった彼の会社の同僚の後輩と仲良くなった。
後輩は私を好きになり、付き合って欲しいといわれた。
勿論、彼と私の関係は知っている。 彼の会社の同じ地域の人で
私たちの関係を知らない人はいなかっただろう。
でも彼と別れることはできなかった。
後輩には何でも話せたし、中絶のことも話した。
後輩は泣きながら話を聞いてくれ、そして言った。
「なんで初めて会ったときにちっちに声をかけなかったんだろう?
そうしたらちっちがこんなに辛い思いをすることもなかったのに。
ごめんね。本当にごめんね。
ちっちの妊娠を知っていたら、僕が父親になりたかった』と。
こんなことをいえる男性がいるだろうか?
彼は純粋すぎるくらいに純粋だった。誰もが認める純粋な男だった。
うわべだけの言葉じゃないことはわかった。
自分のために泣いてくれる男がいたのに、私は彼を捨てられなかった。
彼のことが大好きだった。
彼との時間を作る為にした一人暮らし。彼のヘルプは一切なし。
生活はいつもギリギリだった。でも彼と一緒にいる時間がかけがえのない幸せだった。
生活のために、仕事後に週3回、飲食店のバイトを始めた。
彼と会う時間を削ってしまうけど、それでも実家に戻るよりはマシだと思った。
そのうち私の趣味ができてお金が必要になり、微々たるバイトでは足りなくなった。
パブで働くことになった。ソレまでの時給の倍はもらえる。
彼と一緒にいるために一人暮らしをしたのに、私は週5回も仕事を入れた。
今思うと、この頃から彼への気持ちが薄れていたんじゃないかと思う。
でも当時の私は彼のことしか見えてなかったし、あえない時間が辛かった。
働いていれば話す人がいる。飲み屋なんて話してなんぼの仕事だし
何しろ大好きなお酒も飲める。ちょっと胸の見える服や短いスカートをはいていれば
お客さんとの話は盛り上がる。 盛り上がっている間は彼のことを忘れられる。
彼には家に帰れば奥さんがいる。でも私には誰もいない。
だったらここで働いても彼には何もいえないだろう、
半ば、彼に対するあてつけのような感じで働いていた。
その後、ハッキリした理由は覚えてないけれど、会社を辞めようと思った。
そしてアパートも引き払って実家に戻ろうと思った。
実家に戻るとなると、彼との時間は減る。
会社を辞めるとなると彼と会える時間も減る。
そのほうが自分のためにいいと思ったのかもしれない。
実際、実家に帰ってからは彼と会う時間がなくてとても寂しかった。
より彼に執着した。
辞めた会社から人が足りないから助けて欲しいといわれ、
半年間だけバイトとして戻った。そして彼とまた毎日会えるようになった。
それでも寂しくて、彼氏を見つけようと思った。
趣味のサークルの男性。きっかけはほかの女性がそのひとにちょっかいをだしていて
奪っちゃおうかな、という単純な動機だった。
簡単にひっかかり付き合うようになった。
いつでも会える。いつでもメールができる。いつでも電話ができる。
わがままが言える。 わがままを聞いてもらえる。
ばれてしまう、という恐怖を抱くこともない。嫉妬をすることもないその存在に
私はのめりこみ、いつしか彼に連絡の回数が減っていった。
あるとき、彼から「新しい彼がいるなら言って欲しい」と聞かれた。
既に彼に対する気持ちはなかった。
後半はほとんど、彼への執着心・奥さんへの嫉妬心で付き合ってた感じだった。
安心できる存在にもう彼への執着心もなくなってた。
約2年間の不倫生活に終止符。
ほんとうに辛かった思い出がいっぱい。
楽しかったことよりも辛かった思い出がいっぱい。
なのに、またそういう道に足を踏み出すのか、毎日自問自答する。
今はまだ会える距離じゃないからいい。
でもSが日本に越してきたらどうなのか。
また毎日辛い思いをするんじゃないか。
第一、私には子供がいる。守らなくてはいけない子供。
子供を犠牲にする生活なんてしたくない。
Sに子供がいたら諦められるのに。
どうして、この状況。
神様は作り出すんだろうか。