灼けるような甘い匂いに吐き気がした



私の頬を撫でる手はどこにもなく、振り下ろされる肉の塊を



“愛”だと錯覚しながら受け入れる



腐った空気は息苦しくて



窓を開ければヨルが微笑んで、全部吸い込んでくれるから



リボンで結ばれたガラスの靴を持って



ヨルから教わったダンスを踊りに行くの



誰も私の踊りになんて興味ないわ



怪訝な目を向けて通り過ぎて行くだけ



それでも構わない



あなた達に魅せるダンスじゃ無いもの



観客はただ一人



開けっぱなしの窓から眺めてる



私はそれで充分