こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「コリ・痛み・歪みができる理由」

という話。


以前から、何かにつけてコリ、痛みや歪みが
できる理由をいろんな側面から語ってきました。

原因の本質は同じなのですが
違う視点から語ることによって
より理解が深まり、より正確に物事の
本質をとらえることができます。

今回も物事の本質は同じでも
自分の中では新しい発見
新しい真実といった感じの氣づきでした。

氣づいたきっかけは体調が悪くて
体の調子を整えるために
ストレッチをしてた時でした。

経絡体操(経絡ストレッチ)と
呼ばれる柔軟体操があります。

それは体に流れる経絡をストレッチによって
筋肉を伸ばすみたいに伸ばすという体操です。

前回のブログで話した通り
「筋肉=経絡」ではないにしても

筋肉に触れ、筋肉に刺激を与えることで
間接的に経絡にも影響を与えることができて
経絡のバランスを整えることができます。


すんごく調子が悪く疲労マックスの時でした。
夜寝て、夜中にふと目が覚めたんです。

なんかすっきりと寝られていない感が
半端なくて、このまま寝ても
大して疲れが取れないだろうな~
と思ったので、思い切って暗い中
布団の上で目を閉じたまま経絡体操を
始めたんです。

肺・大腸経 胃・脾経 心・小腸経 腎・膀胱経・・・

と、順番にじっくり、ゆっくりと伸ばして
行きました。おかげで体はすっきり!!

ぐっすりと眠れた・・・・

と思って、目覚めた次の日の朝・・・

見事に筋肉痛・・・というか、揉み返し??

まさにマッサージあるあるの
揉み返しのような状態になっていて
筋肉が痛い。。。(笑)

以前に、揉み返しがなぜ起こるのか
なんて話もFBかブログか忘れましたが
したことがありましたが

要は血が細胞に十分行きわたっていない
ために起こる現象が揉み返しです。

今回も血が十分に筋肉にいきわたらずに
揉み返しという現象が起きました。


そこで「ピーン!!」とひらめいたんです。

コリや痛み、歪みができるのは
「体を守るため」なんじゃないかと。

以前にも同じようにコリ、痛み、歪みが
体を守るためという話をしたことが
あったんですが、その時と今回とは
少し違うんです。

以前は、単純に弱っている体を
外敵から自分を守るために体を丸め
固くして、痛みで休みを促すのだ
という感じの話でした。

それもそれで、ある意味正解。
というか、正解の一部だったと言えます。

今回発見したのはもう一つの理由。

「内臓の回復を促すため」

という理由です。


はい!ここで話を戻して
なぜ、揉み返しが起きたのか?

それは、疲れている内臓の回復を促すため
血が内臓に集中しているからです。

血が内臓に集中しているために
筋肉に血がいきわたらず
揉み返しのような痛みが出てきたんです。

ん?じゃあ、ストレッチする前の
段階ですでに痛くないと
おかしいよね?って話になりますが
そうではないんです。

ストレッチをする前の体は
内臓が疲れている状態で
働いて無理やり体を動かしていた。

体を動かしつつ、内臓機能を
維持するために、体はコリを作り
体の可動域を狭めて動きを制限し

コリで体を固くすることによって
余計なエネルギーを使うことなく
肉体を動かせるようにしていた。

凝り固まる筋肉は内臓が弱ることによって
力を失って弱っている筋肉だけでよい。
それ以外は自由に動いても問題ない。

結果として、疲れている内臓に対応した
筋肉が固くなって歪みができた。

これがコリ、歪みができる仕組みです。

体が凝って歪んでいる状態は
言うなれば省エネモードなんです。

省エネモードでなんとか
体を回している状態。

だから、凝っている状態というのは
比較的痛みが出にくい。


凝っている状態でさらに痛みが出る
というのはさらに内臓疲労が進んだ状態。
さらに栄養が足りなくなった状態です。

コリが出る段階は言うなれば
省エネモードです。

省エネモードでも栄養が
足りなくなった時、痛みが出始めます。


さて、省エネモードで筋肉への
栄養供給を制限している状態は
動くことはできるけれど

無理やり体を動かしているから
体に無理をさせています。
動けるけれども、十分に内臓の回復は
できないし、どうにか内臓を機能させながら
ギリギリ筋肉に栄養供給をしています。

そこで、マッサージやストレッチで
体を急激にほぐすと、わざと滞らせて
体の機能を制限していた

筋肉への血の流れが戻り

 

体全体でスムーズに流れるようになると

同時に省エネモードが解除されるので
筋肉全体に血が分散して
個々の筋肉は栄養不足状態になる。

さらにほぐされたことで
副交感神経が優位な状態になり
内臓に血を集めて回復モードになる。

それゆえに内臓に血が集まって
筋肉へ血がいきわたらなくなって
痛みやこわばり、しびれ等の
揉み返し的な症状が出てきます。


はい。揉み返しがでるというのは
そもそもとして体が疲労の限界にきている
ということなんです。

痛みが出たら素直に休むのが吉。

痛みがでて動けなくなるから
揉み返しは悪、良くない事という発想は
自然療法的にはアウトです。

そもそも、働きすぎ。

揉み返しが来るというなら
素直に休みましょう。

それだけ体に無理させてきたんですから。

それを人間の都合で無理やり体を
動かすために何かするなら
マッサージではなく麻薬とかに
なってくるかなと思います。

麻薬と言ってもあからさまに違法の
薬品類ではなく、お酒、コーヒー、紅茶(お茶)
たばこ、砂糖、食品添加物といった嗜好品類です。

これらの食品は体を興奮させ
無理やり覚醒させ、血流をよくして
体を無理やり動かす作用があります。


さあ、補足的に。

揉み返しを予防する方法は?というと

省エネモードを完全に解除しないよう
優しい表面的なマッサージ、整体の
施術を行うようにする。

水分をしっかりとって代謝をよくする

栄養を十分に取って、血を増やす。
ただし、栄養を取るという方法は
消化器系が疲れていない、正常に機能してる
というのが条件で、消化器が疲れていたら
この方法は逆効果です。

ちなみに体質的に揉み返しの出やすい人
というのは、貧血の人、血の量の少ない人
つまりは虚弱体質の人です。

血の氣が多く、血の濃い人はそうそう
揉み返しも出なければ、痛みも出ません。


さて、話を戻して、コリ、痛み、歪みが
出る理由というのは、内臓が疲れており
内臓を休めるために出てくる現象だということです。

内臓に血を集めるから
筋肉や脳などが貧血状態になって
休眠モードとなり、疲労が出たり
眠くなったりします。

さらに結果として、体が硬くなり
丸まって周囲の衝撃や危険から
体を守るような体勢にもなります。

体のコリが出ている状態は
あまり自然な状態とは言えません。

体を緩めて休み、内臓を回復させるのが
正解と言えます。


前回のブログでも言った通り
体を休めるというのは健康でいるためにも
体のパフォーマンスを最大限
活かすためにも、非常に重要です。

みなさまも、無理することなく
ゆったりとお過ごしください。


さて、次回は揉み返しの出やすさにも
関係する血の量と体質の話です。


今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。


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*参考資料 Youtube 経絡体操 動画
https://www.youtube.com/playlist?list=PLOKliqsza78JwJD1CcOsLGiAD0X7bmcM8