こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「経絡と呼ばれるものの真実」

という話。


みなさん。経絡というと
どのようなイメージでしょうか?

体にある目に見えないエネルギーの流れ

みたいに、すごく難しく、曖昧で
捉えにくいものという印象を持つ人が
ほとんどではないかと思います。

確かに、ツボ押しや鍼灸というような
ピンポイントで施術をするような
技術というのは知識と直感と第六感の
ようなものが要求される

一般人からすれば未知の存在であることは
間違いありません。

ですが、経絡自体は日常的に実感できて
ぼくら素人でも経絡を通した治療なり
経絡が関係するケガ、病氣というものを
実感できるんです。

今回お話しするのは、そんな馴染み深く
未知の存在である経絡の一つの側面を
ご紹介します。

少し前の話ですが、法事のために
子どもを連れて実家の横浜に帰りました。

6歳の娘と2歳の息子を連れての
観光を兼ねての横浜旅行でしたが
なんせ、2歳の息子が人見知りで臆病
なもんで、旅行の間、ほぼ24時間抱っこ。

見知らぬ都会で人が多く
不安で怖かったのでしょう。

普段、ぼくは息子をある程度、長時間抱っこしても
それほど苦にならない程度には鍛えられて
いるのですが、それでも、今回はさすがに
しんどかった。

旅行の後、普段なら5分、10分抱っこするくらい
大したことはないのに、すぐに腕が疲れてきて
旅行の疲労ががっつり溜まってる感が
否めませんでした。

旅行後、しばらくの間、1,2週間は
体調がいまいちで、疲れやすかったです。

さて、疲労によって体調がおかしくなる。

これって普通のことですよね?
疲れると体調が悪くなるというのは
普通のことだけど、改めて不思議だと
思いませんか?

体調が悪くなる=内臓がおかしくなっている

ということですよね。

運動による肉体的疲労は直接、内臓に
何か悪影響を与えているわけではありません。

内臓に直接、悪影響を与えるのは
毒物や食べ物、空氣など、体内に
取り入れるものです。

では、なんで疲労が内臓を傷めるのでしょう?

それは、経絡と呼ばれる氣の流れと
肉体がつながっているからです。

例えば、上腕の外側の肩のすぐしたあたり
(上腕三頭筋の外側と長頭の間あたり)
には自律神経と関係の深い三焦経の経絡が
走っています。

そこを刺激すると自律神経が整うんです。

ぼくは自律神経が弱く、ちょっとしたことで
自律神経がおかしくなって、精神が不安定になったり
体調が悪くなるんですが

ここを刺激するとすごくすっきりして
調子よくなります。


でも、逆に言うと上腕三頭筋を酷使して
上腕三頭筋に疲労が溜まると
自律神経が乱れるともいえるんです。

今回の横浜旅行後に
体調が悪くなったのも同じ原理です。

肉体的に体を酷使すると筋疲労がたまる。

過度にたまると、疲労している筋肉を通る
経絡の流れが悪くなり、対応する内臓に
氣血が巡らなくなって対応する内臓がが弱る。

これが疲労によって内臓が弱る仕組みと流れです。


逆に内臓が弱ると内臓に氣血が集まって

対応する経絡上の筋肉に氣血がいきわたらなくなり

筋肉への氣血が不足する 

 = 体(筋肉)が疲労を感じる

これが内臓疲労による肉体的疲労感がでる
仕組みと流れです。

経絡と物理的肉体は表裏の関係であり
肉体的疲労による内臓へのダメージと
内臓が弱ることによる筋肉(経絡)への
ダメージとは相互依存関係にあるってことです。


世間一般では経絡というと、普通の人には
触れることも、見ることもできない
未知なる存在に思えるかもしれません。

ですが、実際には肉体に触れることで
簡単に経絡に影響を与えることができます。

体を休ませることは健康管理の上で
とても重要な要素です。

実際、先日、コロナ感染で会社を休んだ時
ぼくは少し熱が出るだけで
大したことなかったんですが

10日間、がっつり休んだおかげで
休み明けに仕事に戻ると
体の動きが軽いこと軽いこと。

これだけ違うのかと休みの大切さを
思い知りました。

逆に過度の疲労は健康を害し
病氣につながります。

体感的には最低でも週休二日
できたら週3日休みがあるのが理想かなと
思っています。

それ以上は年齢に関係なく
疲労を蓄積させやすいと言えます。

みなさまも、無理なく日々をお過ごしください。


さて、この経絡と肉体のつながりを
利用した経絡体操(経絡ストレッチ)
というものも存在します。

この経絡体操は非常に効果的な健康体操で
日常的な体のメンテナンスとして
素晴らしい効果を発揮します。

次回は、この経絡体操を
実際にしてみたときの話です。


今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。


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