こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「疲労は体の回復反応」

という話。
 

 

先日、人生で2回目のハリ治療をしてきました。

いわゆる鍼灸ですね!治療とは言いましたが
特別、ケガや病氣があるわけではないです。

ですが、なんとなく体の不調を感じていて
今のうちに体調を整えて病気の予防に
取り組んでおきたいなと思っていってきました。

僕の感じていた不調は体のだるさ
すっきりしない感じ、そして右半身が
緩んで力が抜けている感じがする
というものでした。

ぼくは介護職をしていて、夜勤があり
夜勤をすると右半身が緩む現象が出やすいです。

そして、がっちり休むと治る。

でも、実際には全然休めないので
必然的に右半身緩みっぱなし。

自分の中での感覚を言葉にして
もらうためというのが、鍼灸を受けた
もう一つの理由。

そしたら、見事に僕の中の感覚が
言葉として形になり、体だけでなく
そっちもすっきり!

ぼくが行ってる鍼灸院の先生は
中国で修行してきたすごい先生。

中国で修行したからって必ずしも
すごくなれるわけではないけど
その先生はすごいんです。

脈診でぼくの脈を見たらもうばっちり!


さて、僕の体の中で起こっていた現象とは
なんなのかというと・・・・・

肝心が弱まって、血があまり作れなくなり
氣血のめぐりが悪くなっていた
ということです。

肝臓の造血作用が弱まり、血が薄くなる。
心の働きが悪くなって血液循環が悪くなる。

そんな状態です。


そんな滞っている状態で、夜寝ないと
内臓を痛めてしまう。

本来、寝ている間に内臓は休まり
その間、血が内臓を養うのですが
活動していると血が筋肉に行って
内臓が休まらず、回復しない。

そうすると、翌日、夜間休めなかった分
血を補い、内臓を休めるために
内臓に血が集中して、筋肉が栄養不足になる。

疲労感が出るのは、内臓に血が集まるために
筋肉に栄養が行かないためってことです。

これが続くと、最初は疲労感、だるさ
脱力感だったものが、体のしびれになり
痛みになり、ついには内臓の病氣になる。

ぼくが以前からちょこちょこ話していた
体の筋肉が凝ったり、痛みが出たり
体が緩んでゆがんだりするという仮説(状況証拠)
がここで見事に説明されたわけです。

体の細胞は栄養が行き届かないと
しびれや痛み、かゆみといった現象が出てきます。

体のどこかに痛み、しびれ、歪みといったものが
出ているとしたら、その症状が出ている場所の
近くにある内臓が弱っている、もしくは
病氣の状態である可能性が高いということです。

最初は弱っている内臓の周りだけで
収まりますが、そうやって痛みが歪みが
出ている状態が続くことで氣血の流れが滞り

その滞りが別の場所の筋肉や内臓への
栄養供給を滞らせて、他の筋肉や内臓も
痛めていくという悪循環が出来上がると
推測できます。


内臓が弱まったり、氣血が滞る原因は
様々ですが、やっぱり体の痛み、歪み、凝りは
病氣の前兆と考えてよいと、僕は思います。

でも、逆に言うのであれば
体が疲れた、だるい、という状態は
内臓に血を集めて体が回復している
最中であるともいえます。

ぼくは整体をするのですが
整体をして体を緩めると揉み返し的に
体に痛みやだるさが出たりするという
話がよくありますよね。

部分的な痛みやだるさの場合は
ほぐし方が偏っていたために
一部の血流が悪くなっている可能性は
ありますが、基本的に施術後の全身のだるさや
疲労感は好転反応を見てよいと僕は思います。

体をほぐして氣血のめぐりが良くなり
副交感神経が優位になった結果
興奮状態で筋肉に集まっていた血が
内臓へと還っていって、内臓を回復させている
状態なんだろうと思います。

現代人で整体へ来る人って
大抵、仕事疲れとかですから
寝不足、暴飲暴食、過労などで
内臓が弱っていることが多いですからね。

体が疲れていたら、だるかったり
しんどかったりしたら、素直に休んで
ジャンクフードを控えて滋養のあるものを食べる

というのが正解です。

体の疲労というサインを無視して
動き続ければ、いずれ病氣になります。

働きすぎの現代人。

みなさんが当たり前と思っている労働量は
実際には人の体にとってかなりの過重労働と
なっている可能性があります。

健康であってこその人生、幸せです。

お金儲けと健康のバランスをうまくとって
過度に稼いで自分の体を痛めることが
ないようにしていきたいものですね。

さて、ハリ治療を受けた僕の体が

どうなったのか、というと・・・・

 

右半身のゆるみがなくなって

体がポカポカしてだるくなり

尿と便の出が明らかによくなりました。

 

全体的にとてもよく体の中の物が

循環している感じです。

 

これだけ聞くとすごく普通のことのように

思われるかもしれないですが

この状態が体の健康にとって

極めて重要なポイントなことなんですよね。

 

先生は針で滞っている

氣血の流れを通し、氣を外部から取り入れ

氣の補充をするといった治療をしてくれたようです。

 

東洋医学は病氣の予防が大前提です。

みなさんも、ぜひ、病氣になる前に

体の調子を整えて、元氣で充実した人生を

過ごしましょう。

今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。


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