伊波行庸さん | _len_mark囲碁研究会

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初心者から高段者まで、ここで勉強すれば囲碁が強くなれる、というブログを目指したいと思います。

何十年もの間、沖縄囲碁界を代表する打ち手(たぶん沖縄県のタイトル獲得数史上最多)として活躍してきた伊波行庸(いは こうよう)さんが先日亡くなられた。

自分が沖縄にいたころ、初めて一般の大会に出たときのことを思い出す。

「初出場初優勝しちゃうかもね~、うっしっし」と思いながら(ホントばかなんです)参加した那覇地区予選の1回戦。なんと相手は天下の伊波行庸さん。しかも大会運営にまわることが多く、久しぶりの大会参加だったらしい。くじ運の強さなら誰にも負けないかも。

名前は当然知っていたが、生で見るのは初めて。いかにも強そうなオーラをまとっていた。
布石はほぼ互角、しかし中盤以降じわじわ差を広げられて最終的には大差で負けた。
自信満々で参加した大会の地区予選1回戦でボコボコにされるという(今思えば)最高の経験をさせてくれた。

その大会の後から伊波さんの運営する碁会所の研究会に参加するようになった。
碁会所に着くと必ずすぐに「よし、打とうか」と言ってくれた。
ほかの人とはめったに打たなかったので、それだけ期待してくれていたのだと思う。

力強く、棋理に明るい、「こんな風に打てたら気持ちいいだろうな」と思わせる碁だった。
今、自分が思う理想の碁も伊波さんの影響を大きく受けている。


伊波さんのことを考えていて気づいたのは
自分の囲碁に対する「本気度」が落ちているということ。

実は今囲碁とは別で本気でやりたいことがある。
なのでどうしても囲碁にかける時間は制限される。
でもそれは囲碁を本気でやらなくていい理由にはならない。
一日に囲碁を勉強する時間が10分だとしても、その10分に全力で取り組めるようにしたい。

伊波さん、必ず天下をとってインタビューで「ぼくの師匠は伊波行庸さんです」と言ってやるので楽しみにしててください!(ホント相変わらずばかなんです)