今年の4月ごろの体験を書こうと思います。
その時は、なんとなく頭が痛く、ベッドに横たわって目を瞑っていると、かすかに頭の表面をわ
ずかな電流のようなものがピクピクとうごめいているのを感じた。
そのまま半分眠った状態になり、しばらくして意識が戻ると、脳内に白い光がふわーっと迫ってきて、その光に包まれた感覚になった。
これは瞑想中に何度か体験していた光である。
でもこの時は瞑想中ではない。
その光には中心があり丸い感じがした。
さらに神聖幾何学模様もうっすらとあったような気がする。
さらに光の強さも増し、脳の中心辺りに来た瞬間、自分の体、自分の意識が光そのものになった。
そして自分自身がなくなった。
自分自身がなくなったというのは、あると感じている体としての感覚がなく、また、あると感じている意識がなくなった感じで、自分自身が光そのものになった。
ただ、これは一瞬のできごとで、その光はスーッと消えていき、足元の方へ引いていった。
来た時も足元の方からのような気がする。
引いた後は、足の付け根のあたりが微弱に振動していたような気がした。
意識が戻り始め、その時起きたことを振り返った。
これはもしかして、見性体験?
いや、何かの気づきや一瞬で何かが分かったというものは何もない。
どうもそれではなさそうだ。それでは一体何が起きたんだろう?
最後に思ったのは、えっ、これだけ?
でも、確かに自分自身がなくなった。その瞬間は無であり、光そのものであった。
ただ、それだけの体験でした。