「Track」は芸術作品の一つだと思う。 | LEMSオフィシャルブログ「from LEMS」Powered by Ameba

「Track」は芸術作品の一つだと思う。

今夜はちょっとだけ熱い話w


世の中にHipHopというものが浸透して、DJとかMC、トラックメイカーという存在も認知されてきたけど、まだまだちょっと年上の人に「音楽をやってます」と言うと「じゃあミュージシャン? それとも作曲家さん?」と聞かれ、

「ミュージシャンの一つかも知れませんが、演奏家ではなくトラックを作っているんです。」と答える。

すると「トラックって?」

「HipHopやR&Bとか普通にPopsでも、バンドじゃない、後ろのオケの音を機材やパソコンで作ってるんです。」と説明する。

それが一番伝わりやすい。


でももちろん、Trackというものはそれでけじゃないということは自分が一番知っている。

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僕のこれまでの人生の中で、みんなと同じようにか、またはそれ以上にプライベートでも、絵や粘土etc...いわゆる図画工作?笑 その他デザインや写真、物作りもたくさんしてきたけど、僕が作ってきたモノの中で一番芸術性が高いのはLEMSとして作った「音」だと思う。


作曲家やプロデューサーに近いと感じられるかも知れないけど違う。


作曲して、それを演奏家に演奏してもらって、あるところでは別な方法で用いられ、、、とは違うし、

「作曲家さんが自ら芸術的な演奏をするのに近い?」といってもそうじゃない。

演奏するとなるとその時その時、様々なシチュエーションによって音も演奏自体も変わってくると思う。
(それはそれで生演奏のすごく良いところ。)


でも「トラック」は、一つしかない状態のものを追い求めて作る。

自分の中にある感性やその過程で出会ったヒラメキ等を基に、ドラムの一つ一つの質感、サンプルの打ち込み、上モノのアレンジ、各音の空気感、微妙なさじ加減 etc... 

そんなものを「こうでもない、あーでもない」と、演奏すれば一瞬で終わるような作業を永遠と続けていき、、、


時には繊細に、時には大胆に、、、一つしかない形に創り上げていく。


例えるなら彫刻家に近いかも。


創り始める時と仕上がった時の音のイメージが全く違う事もよくあります。

それは、その音を作る間に色んな思考やヒラメキが混ざった、必然と偶然の接点のような作品で、僕個人的にはそういう作品が大好き。

そういうのは大抵、酔っ払って変なテンションになった時に出来る。笑


そうして作り上げた「音」だから、仮に"演奏家に演奏してもらう"なんてことは不可能なんです。


そのトラックは、そういう「音」として作ったものだから、それを鳴らす音が変わったらそれは自分の作品ではなく「カバー」や「Remix」。

全部が全部、全てに神経を使って創り上げたモノなんです。


なんとなくトラックメイカーという不思議な立場について分かってもらえました?


最後に、Trackといっても歌やメロディーだけがメインの消化作品の「オケ」もTrackに分類されると思うので、僕は「音」として創り上げる人を「Track Maker」ではなく「Beat Maker」と呼んでいます。


★お返事★
aiさん
ソラはいつも見てるのに、ソラは見てないってネタですかねw
キレイな空は見ようと思えばいつでも見れますよ☆