今夜はGURU | LEMSオフィシャルブログ「from LEMS」Powered by Ameba

今夜はGURU

先日のNujabesに続き、GURUも亡くなってしまったそうですね。。

とても残念です。

僕たちの世代のHipHopは、ちょうどGURU=Gang Starr世代で、GURUのRap、プレミアのtrackはどこのクラブに行っても必ず聞けるというくらいシーンに浸透したアーティストでした。

僕自身もGURU's JAZZMATAZZは大好きなアルバムで、幾度となくそのレコードをDJでPlayしました。

クラブで出会ったB-Boyとも「オレGURU好き」「オレも好き。イイよね~!」みたいに熱く語り合い、人の輪も広がりました。


14年前、原宿のクラブのPartyで、僕が初めてクラブでDJをした時もGURUの曲をかけたのを覚えています。


10代の頃、「好きなラッパーは?」と聞かれると「GURU、COMMON」と答えていました。


そして、「いつかこんな音を作りたい、そしていつかGURUと一緒にやりたい。」そんな事も僕の夢の一つでした。


43歳。

いつのまにかそんな歳になってたのか?と驚きつつも、まだまだ早すぎる。


twitterではもう載せましたが、僕がGURUのレコードの中でも一番多くPlayしたであろう曲を紹介します。



本当にこの時代、ミドルと言われる音を聞くと血が熱くなります。

独特の雰囲気、日本人では表現できない濃い空気、リアルなストリートが表現した音、これぞ僕が衝撃を受けたHipHopなんです。


小学校から中学時代にハマっていき、高校時代にレコードをかけ、高校卒業後に音を作り始める。

でも、いつしか「自分ではアメリカの"真似"しかできない」事に気付きました。

そんな時代のHipHopが大好きであるからこそ。。


だから僕は今は、自分の育った世界を全て出す「日本人にしか出来ない音」を追求するようになっていったのです。

でも常に僕を支えてくれているのはその時代の音です。

その時代の偉大なアーティストが亡くなるという事は、また一つの衝撃です。


そして時代がまた変わっていく。
ミドル時代をしっかりと根に張り、僕なりの音で後世に残していきたいと改めて誓いました。