ザリガニ釣り
隅田川へと流れ着くまで、約25kmの神田川の源「井の頭公園」の、まさに神田川の名が始まって数十メートルの場所。
この辺りはまだ川も小川のようで、この時期になると子供達が水遊びを始める。
アメンボが水面を走り、水際の植物も緑の葉を茂らす。
自分が小学校時代は、ここでよく"メダカ"や、放流されたのであろう"カメ"を捕っては学校に持って行っていた。
そんななか、今日は幼稚園の同じクラスのママさんたちとお遊び。
今日のメインは「ザリガニ釣り」の様だ。
ママさん達は、用意してきたスルメと糸を取り出し、子供達が拾ってきた木の棒に結びつける。
懐かしい。。。
茨城の山の中の沼でザリガニをよく釣っていたのを思い出す。
「この辺りのザリガニは、何度も釣られてはリリースされているから、最近は警戒してるのか簡単には釣れないんです。」
と話すのは、よくこの場所で遊ぶというママさん。
確かに子供達を見ていても釣れた様子はなかなか無い。
やがて親達も"釣り"に参戦。
「いるいる、確かにいる」
岩の隙間に餌を忍ばせると、こっそりとハサミではさんでくる。
でもなかなか姿を見せないザリガニ達。
姿を出そうと強く引っ張るとすぐに放してしまう。
これは難しそうだ。
気が付けば、子供達は他の遊びをはじめ、ザリガニ釣りに夢中になっているのは親達だけ。
通りがかりの初老のおじさんも、何だか嬉しそうに「おっ、ザリガニかい?」と、ザリガニ釣りのうんちくを語りはじめる。
みんな懐かしいんだね。
気が付けば、今度はママさん、イカの付いた棒を手に持ってぶら下げたまま立ち話に夢中に。。
その姿には突っ込まずにはいられない。
なかなか釣れないまま、一人のママさんが強い引っ張りを得た。
しかしまた逃げられた。 でも狭い岩の隙間。 オレは思い切って手を突っ込む。
でも意外と奥が深い。 泥の中を更に奥へと手を伸ばす。
「あ、、、奥、、トンネルみたいに横につながってます。。。」
結局今日は釣れなかった。
帰り道。
神田川を自宅の方へ下り、三鷹台の駅。
地元の子供達の書いた鯉のぼりが飾られている。
西日で照らされた鯉たちの影もみな、川を帰っていく様だった。

