実家へ行くと、ママ(義母)は腹が痛いそうで、くたびれた顔をしてました。
ちょうどヘルパーさんが来て父の入浴のため、服を脱がそうとしているところでした。ママには休んでもらい、服の着脱を少し手伝い、入浴後、ヨーグルトを食べるところを介助したり、話をしたりしました。
話と言っても脈絡のある話ではなく、ほとんど何を言ってるのか分からないが、時折、父の口ぐせのような言葉が出てくるくらいです。
例えば「早よせんかい」「もう、いいって」(父はイラチです)「危ないから気をつけな」「ほんま怖いのう」とか、怒ってるわけではなく、普通です。
父が「15…」と言うので、時間のことかな?と思い、その話をなんとなく続けると、日にちのことだったり、歳のことだったり、もうつなぐのも困難です。
時々、自分で「何も分からなくなってしもた」と言います。
父は、突然、書類を探したり、整理しようとする動きもします。いつも定位置に座って、雑誌や本を見たり、体調や病院の記録を見たりしていた、名残りでしょう。
何も分からないけど、その行動をするときは、元気なんだそうです。
今日もそんな感じで、しばらく書類を引っ張り出したりしていましたが、そう気力も続かず、疲れたようで、ママに促されて寝室へ行きました。
夕方、帰るとき、そっと覗くと、ぐっすり寝てました。
「おとうさん、おやすみ…」
なんとも虚しいですね。
ママの身体もほんと心配です。