今日は、父を車に乗せて病院へ行く予定で実家に行きました。
実家に着いて、すぐ乗せて行くつもりで、義母(ママ)も用意してましたが。
なんと言っても認知症も進み、ますます気まぐれな父です…
お出かけの服に着替えてはいるものの、寝転んでグズグズ言ってました。小さな子どもと一緒です滝汗

ママが頭をさすりながら、「起きて行くよ」「(ワタシの)車に乗せてもらうよ」と促していましたが、もう目を瞑り寝たふり!をしていました。そのうち本当に寝てしまったようでした。病院へ行くのがしんどくて億劫なのでしょう。

「こりゃダメだゲッソリ今日は行けそうじゃないな」と諦めてママとテレビを見ながら雑談してました。


1時間近く経ち、目を覚ました父に、「病院いこか?」とまたママが声をかけると、「そりゃ行かなあかんな」と言うではありませんか。えポーン

慌てて車を玄関に回しました!

このタイミングを外すわけにはいきません!


無事父を車に乗せて、約10分ほどで着く病院へ行くことが出来ました。片道たった10分ですよ。

すごい大仕事をやり遂げた気分になりました。


これがタクシーだと大変だそうです。来てもらってるのに、行かないと言い出すことがあるみたいで笑い泣きホント世話かけすぎです。


寝転んで行かないと寝たふりしている父はめちゃくちゃ小さくて足首が私の手首ほどです。座っているのも辛そうになってきたので、病院へ行くのが嫌なのは分かるけどね。


父は病院から帰るときはもうご機嫌で、車でどこか行こうとまで言ってました。3年くらい前までは、3人で私の運転でよく大衆演劇を観にいって、帰りに回転寿司に行くのが月例行事でしたから、きっとそんな気分になっていたのでしょう。

今やTVにも関心がなくなり、廊下を行ったり来たりするだけが父の主な活動ですが、病院が終わった開放感で楽しかった気分を思い出したようで、ママも私も楽しくなりました。


燃え尽きそうな父が本当に愛おしく、気まぐれでグズるのも許してあげようと思う今日の午後でした。


病院からはママの体調のこともあり、父の早めの入院も勧められます。しかし、ママは、病院では自由に動けないだろうしもう家に帰って来れないのはかわいそうだから、ギリギリまで家で過ごさせてあげたいと言うてます。

そう思ってもらえる父はやっぱり幸せなんやろうね泣くうさぎ