父(91歳)は再婚した母(73歳)と2人で実家で暮らしています。
今日はママ(私にとって義理の母のこと)が買い物に行くため、父と留守番してほしいと言うので昼間に訪れました。
留守番の間、父は「まだ帰ってこない」「そろそろ帰るはずなんやけど」「おかしいなあ…」「暑いから(うちわで)あおいでほしい」「(あれで)連絡してほしい」あれ=スマホ
具合悪いから横になると言っていたのに、始終心配なようで布団から起き上がり、廊下をウロウロしてました。
何を言ってるのかはっきり分からないこともあり「大丈夫やから」「もうすぐやって」など言いながら、なだめていたですが、かなりしんどそうでした。
ママが買い物から戻り、久しぶりに回転寿司に行こうということになりました。
行けるんか、ホンマに?!
という思いがありましたが、新しい車に乗せてあげたいのもあって出かけました。
2年くらい前は、お芝居観た後は、よく3人で回転寿司やに行ってました。父は結構好き嫌いがあり「マグロ」しか食べませんが。
席に着いたのはいいですが、案の定、こんなところへ来たくなかったなど、子どものように駄々をこねだしました
「食べたくない」とひと口も食べないでしばらくいました。
ママが慣れた口調で背中をよしよししながら、
「ずっと一緒にいるから大丈夫やで」
「安心していいから、ずっとそばにいてあげるから」「あんたが忘れても、私は絶対忘れへんからな」などなど言うと、
「ほんまか、それなら安心や」「ずっとおってくれるんか、よかったわ」とやっと食べ始めました。
結局、ビール少々、マグロふた皿、チョコレートケーキを食べました。おいしい言うてました
私は寿司をぱくぱく食べながらも、2人のやりとりを聞いていて、涙が出そうでした
父の何とも言えない不安感の大きさが分かったし、ママは言い慣れてる感じだったけど、安心できる言葉をかけてくれてて、それで父も気持ちが落ち着くようで、とてもありがたかったです
車に誘導する時、初めて父の手を引きました。私を育ててくれた人を支えるのは不思議な感じで、でもこの手の感触は間違いなく父やと、どこかで覚えている手触りでした。
無事に2人を実家に帰して、私も家に帰ってきましたが、どっと疲れを感じ、ベッドに寝転びました。
あー明日仕事やおまけに工事に立ち会うために早く行かないとあかんのよね