驚きを通り越し恐ろしさに身をよじりハラハラと泣き出した貴方は「罪深いことです。父帝がどんなにかなしまれるか。私達はいけません。許されるものでは無いことぐらいご承知のはず。私のために貴方まで罪を負うことになります…後生ですから。どうか…お帰りを」「貴方ゆえに犯す罪なら喜んで受けましょう。神仏の罰はこの身一つで御受けいたします!」灯芯を吹き消すと辺りは深い闇に包まれた。
私の腕から華やかな桜色の打掛を残し逃げ出そうとした貴方の長い髪を後ろから掴んでそのまま細い腰を抱き寄せると夢中で貴方に口付けた。私の腕の中でもがいた貴方の身体からやがて観念した様に力が抜けていくのを感じた。
