ジェジュン女御はチャンミン様からの文を何度も読み返していた。
なんども迷い筆をとってはまた置き、また読み返してやがていよいよそのお手紙も捨て置けずに自ら筆をとられた。「チャンミン様、
今日の宴では貴方様のご立派なお姿に心なぐさめられ、私の身の上も忘れて夢のような心地にて拝見いたしました。
改めて、貴方様に立ってのお願いがございます。お聞き及びとは思いますが、やがて生まれ来る我が子のことでございます。この子が生まれし後は、幼き皇子の後見としてどうか支えてやって下さいませ。このお役目は貴方様にしかお願いできません。罪深き我が身なれど私にとっては身を削る思いの中授かりし大切な命ゆえ、どうぞよしなにお願いいたします。」
