12/6 月


因縁について


縁というのは本当に珍しいことです。

私にある人が一瞬近づいてきて 

私の人生をともに歩みます。

時には一瞬だけ訪ねてきて一瞬去ることもあるが

去ったとしてもその人は人生で易しく忘れません。

その人と関連したものがふと思い浮かぶ時が一度ぐらいは生じます。


縁はそれでとても大切で美しいです。

人生という無彩色だった絵をあらゆる美しい色で埋めてくれますから。

時には傷つけられたり、傷つけられたりもしますが、画用紙に残る濃い色は絵をより美しくします。


ふと

私の人生はどんな色なのか、 少し考えてみました。

私は、私一人としては薄い灰色のような感じです。

強烈だったり、注目を浴びたりはしませんが、薄く他の色と調和します。

しかし、交わるものが深くはありません。

灰色はいくら色を混ぜても濃い感じは消えません。

そのためか私の周辺にはあまり人が多くないです。

人間関係が狭く、一人でいる方がもっと楽です。


人とは少し考え方が違うのでしょうか。

周りでは否定的な人だと言ったり、本音が分からない人だと言ったり、秘密が多い人だと言いました。

私も自分についてよく分かりませんが、やはり自分の灰色が虹になるのはちょっと難しいということくらいは分かります。

無理に合わない色を織り交ぜようとしたら、人生はかなり大変でした。


近づいてくる縁をすべて切り捨てるという意味ではありません。

それぞれが全部美しい色たちで、混ざる時にどんな感じか気になるんです。

しかし、関係がすぐいつか終わるだろう。

こんな否定的な考えを時々します。

心が痛いです。

自分でもなぜかは分かりませんが、別れを想像してみます。


人が初雪をときめかす時

私はなんで '今年最後の雪'の単語がないんだろうかな。

こういう表現がもっと美しいんじゃないかなって

そう思います。

たくさんの別れを経験したからかもしれませんね。

私自身が、暖かい色に覆われてほしい そんな考えです。


でも最近は私の人生にたくさんの良い人達が、大切な縁が近づいてきた感じです。

彼らと長い時間を共にしたいです。

ちょっとネガティブな気がしても、いつまでも一緒にいたいですね。