遅ればせながら Ver.5.1ストーリーをクリアしました。
ストーリーは局面もころころ変わってテンポも良いし、先の見えないわくわく感もあったし、全般的にわるくなかったと思います。
細かいところで脈絡のない意味不明な点などはありましたが、小説などではなくゲームのストーリーなので、まぁこんなもんだろうと思ってあまり気にはなりませんでした。
(以下は大いにネタバレを含みます。ご注意ください。)
ただ一点だけ今回「これはどうなんだろう?」と感じたのが、ペペロゴーラというキャラを味方キャラとして登場させたこと。
ペペロゴーラはマデサゴーラの孫。
そして主人公(自分キャラ)はマデサゴーラを討った人。
つまり主人公は、自分が殺した者の孫に何食わぬ顔で接している、とんでもない非人間的なゲス野郎ということになります。
まぁ殺し合いをしまくっている世界で非人間的も何もないかもしれませんが。
おそらくペペロゴーラの方はこちらが祖父を殺した人とは知らないのでしょう。今後そのことを知って関係が変わるかもしれません。
ですがいずれにしても主人公である自分キャラが、自分が殺した者の孫に何食わぬ顔で接していたという事実はもう消せません。
製作側が主人公をそんなゲスキャラにしたくてこうしたのならともかく、そういったことを考えずに「マデサゴーラの子孫を登場させたらおもしろいだろう」と安易に考えてこんなストーリーにして結果的に主人公を非人間的なゲス野郎にしてしまったなら、シナリオライターをはじめとして製作陣の感覚やレベルを疑っちゃいますね……。
ペペロゴーラのこの一点についてのみ、今回のストーリーはとても気持ち悪いストーリーでした。