バトルトリニティ対抗戦の後半戦も終盤に差し掛かっていますが、この後半戦がちょっと酷い状況になっています。
前半戦と同じく後半戦もうちの5キャラは元種族のそれぞれのクラブに分かれて(こがね[緑]・ちょこ[赤]・さくら[青]・ぱーる[紫]・いちご[黄])すべて「ひとりで参加する」で参戦しています。そして所属者が多い緑クラブはこれまでのところ後半戦の5キャラの参加した全試合に登場しています。
それは別によいのですが、この後半戦の緑クラブのこがね以外の4人の成績を合わせると現時点で計213戦して 74勝139敗で、問題はこの負けた139戦中、緑クラブが 101勝していること。
もし各クラブにプレイヤー戦力が程よく分散されていて強さが拮抗していれば、緑クラブ以外の4人が負けた試合での緑クラブの勝率は 50%前後のはずなので、これをコイントス(表裏が出る確率はともに50%)に置き換えて計算すると、139回のコイントスで表が 101回以上出る確率は、なんと 0.0000044% だそうです。
(参考 http://cointoss.zouri.jp/)
139戦というのは母数としてまだ十分と言える数ではないかもしれませんし、私が参加した試合がたまたま緑クラブの勝率が高かっただけかもしれませんが、仮に101勝まではいかないにしろ 139戦中90勝程度だったとしても、139回のコイントスで表が 90回以上出る確率でもやはり、約 0.032%というとても低い確率です。139戦中80勝で同様の計算をしてもまだ 4.5%。
今回の緑クラブの139戦中101勝がどれだけ異常かは、これでわかるかと思います。
どのようにクラブの割り振りをしても多少の差は出てくるでしょうが、これほどの天文学的な確率をたたきだしてしまう事態は到底ありえません。
これはもうクラブの戦力バランスが完全に崩壊していると言ってよいでしょう。
なぜこのようなことが起こってしまったのでしょう?
何が問題だったのか?
今回このようなことが起こってしまったのは
ヘビープレイヤーを中心に、報酬や称号目当てで勝ち馬に乗ろうとして大挙して緑クラブに移ってしまったため
です。
そしてそれは運営のルール設定に問題があったため起こったことです。
具体的には、
(1) 優勝クラブを決める基準を「勝率」などではなく「勝ち点」としたこと。これにより元から待ち時間が長くて人数の多い(=試合数の多い)のが明らかだった緑クラブの優勝が前半の時点で事実上確定してしまった
(2) クラブの移籍を可能にして、勝ち馬に乗れるようにしたこと
(3) 特にヘビープレイヤーが勝ち馬に乗る圧倒的なメリットを用意した一方で、勝ち馬に乗らないメリットや勝ち馬に乗るデメリットを用意していなかったこと。自然といい感じに分散されるだろうと安易に考えて無策だったこと。(強いて言えば人数の少ないクラブの方が個人の試合数を稼げて閃手ランキング上位を狙える可能性があったことくらい?)
でしょう。
運営のこの3つのミスの結果、プレイヤー戦力が分散せず、特にヘビープレイヤーを偏在化させてしまい、本来なら確率にして0.0000044%しか起こりえないことが起こってしまったのです。
コロシアムと違ってバトルトリニティは装備などの差もなく、さらに今回の対抗戦では「ひとりで参加する」モードによって固定パーティもある程度排除することで、プレイヤー皆極力同じスタートラインからプレイできるよう腐心されたコンテンツのはずでした。
ところがそんなバトルトリニティの対抗戦イベントで、運営がルール設定でミスを重ねて、根本の所属クラブの戦力にとんでもない偏りを発生させてしまったというのはなんとも残念なことです。