母に会った。
こんなに客観的に母と自分を眺めたことはなかった。
時は思い出を美化するというけれど、
離れている間に思っていたより、
母も私も二人のあいだも、
でこぼこして、イビツだった。
とてもするりとした、滑らかなイメージに思い込んでいたのだけど。
自分が思い描いた想像上の母、想像上の娘としての自分、想像序の親子関係。
それらを脱皮して、リアルな人間になったのだろう、私も母も。
でこぼこさが、今は興味深い。
私は母に認められたがっていて、
母は与えることで何かを避けている。
思い合っていて、コミュニケーションを取っていて、それでもどこかチグハグ。
不器用さや、いびつさを恐れる必要がないというのは、解放的だ。
与えられていることに感謝する。
母も父も与えて与えて与えてくれた。
いろんな人がいろんな存在が、あらゆるものを与えて与えて与えてくれる。
でも、与えてくれたから、ありがとう、なのか?
なんだか今日は、与えてくれてありがとう、と言いたくない。
なんだかもっと違うこと、
例えば不器用に隣に並んでることなんかに、ありがとうと言いたい気分。