ぼくが、きみの知らない人と出掛けた話をした。

 

そしたらきみが

 

「よくその人と出掛けますね」

 

「あっ…、別に、嫉妬じゃないですよ」

 

 

きみの

 

「嫉妬じゃないですよ」

 

という言葉が、

 

少し嫉妬しているように聞こえた。

 

ぼくの勘違いかもしれないけれど、

 

少し嬉しかった。