わたし流仕事術の紹介


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ありがとうございます

🍀



#わたし流

仕事術の紹介


ではなくて

😅


🥷「ではないんかい!」



#わたし流

仕事時の述懐



 今日は、

雨の福岡でした

🌂



あの日も

雨だったのでしょうか?



 ずいぶんと昔、

アーケードの商店街の

中の

アンテナショップに

働いていた日の朝でした

🌿



 飲食ではなく、

商品を売るお店でしたので、

他の店舗より

開店時間は

早かったのだと

 思います。



 店内清掃を終え、

後は、お客様を

お待ちする時間帯です

🌱



 ふと気づくと、

スーツ姿の若い男性が

お店の前に

棒立ちになっていました。



「どうなさいました?」


お声をおかけすると

その若者の

 肩が震えていました。



接客用の椅子を

勧めて

テーブルの前に

 座ってもらいました。



奥から

コップに水を注いで

持ってきて


「よろしければ、どうぞ」

🥤



そのコップに

 口をつけると、

せきを切ったように

若者は話し始めました。



「僕、我慢したんだ!

あいつを殴ってやりたかったけれど、

殴らずに、ここまで来たの。

ここだけ開いていたから」



私はいつも敬語で

 話すのですけれど、

その時は

敬語じゃない方が良いのだと思いました。



その商店街の先は

歓楽街を有する街です。

ホストさんなのでしょう。



「我慢して立派だったね。

ムカついて殴ることなら誰でも出来るのに、

あなたは殴らないで、ここに来たのだもの。

偉かったよ」



「スゴく我慢したんだ!」

まだ興奮が醒めないようです。



「あのね、深呼吸してみて。

つらかったよね。

でも、我慢してスゴく

偉いと思うよ」



若者は素直に

深呼吸をしました。



そして、コップの水を

 また一口飲みました。



泣き出しそうだった顔に、笑みがこぼれました。



「あ、すみません、

突然、お店に来てしまって」



「来てくださって

良かったのよ。

お若いのに、ちゃんと

自分をコントロールなさって、ここに来られたんだもの」



「殴りたいけど、

殴らなくて

良かった・・・」



「そうよ、殴っていたら、そんなひどい人間と、同じレベルになっちゃうものね。

ほんとうに偉かったね」



「あ、もう大丈夫みたいです。

落ち着きました。

ほんとうにすみません」



「良かった・・・

立派なあなただもの。

大丈夫よね。

いつでも来てくださっていいから」



振り返りながら

去っていく若者に

手を振りながら

幸せを願わずには

 いられませんでした。

🕊



あの日も

雨だったのでしょうか?


 

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「かっぱ」
谷川俊太郎

かっぱかっぱらった
かっぱらっぱかっぱらった
とってちってた

かっぱなっぱかった
かっぱなっぱいっぱかった
かってきってくった






It's A Sin 


〈妄想短歌〉

😄



求めない

逢いにいかない

忘れない

それは罪なの?

ゆりかもめ飛ぶ


森月夢羽



🌊🥺🥀



かっぱのイラストは

いらすとやさんです。

ありがとうございます

🥒