PCで仕事をしていると、Slackの通知で同僚から

「子どもが発熱のためお先に失礼します」とメッセージが届いた。
そんなやりとりは、いまの会社では日常だ。

共働きの同僚たちは、子どもの体調や行事のたびに柔軟に仕事を調整しながら、毎日を走っている。

私もその一人。リモートで働きながら、夫と協力して2歳の息子を育てている。
同僚の多くはそんな感じで、仕事も育児もバタバタしながら、でもどこか同じ温度感で生きている。

だけど今、私は千葉の自然豊かな地域で暮らしている。
東京までは電車で1時間ほど。暮らしやすくて、緑も多くて、のびのび子育てできる場所だと思っている。
でも最近、ときどき、ふとした瞬間にモヤモヤを抱えるようになった。

 

 

小さな保育園で気づいた“時間のちがい”

 

息子が通っているのは、地域の小さな保育園。
だけど、お迎えの時間になると、ある違和感に気づく。

2歳児までのクラス。

16時台にはすでにほとんどの子が帰っていて、17時になると園に残っているのは数人だけ。
 

 

 

フルタイムで働く“少数派”の気配

 

地域には、パート勤務や専業主婦の方が多いようだ。

もちろん、フルタイムで働く方もいるけれど、きっと少数派だ。
我が家はだいたい16:30に迎えに行くが、それでも早いほうではない。

同僚に聞くと、18時のお迎えに行くと言う。

それでは私の地域では最も遅いお迎えになるだろう。

たまに、専業主婦のママと会話すると

「フルタイムで働いててすごい」なんて言葉が出てくる。

 

 

「子どもと長い時間一緒にいられる」ことの意味

 

けれど私もまた、思うことがある。

早い時間にお迎えに行き、

子どもと長く向き合っているほうが、もしかしたらもっと大変なんじゃないか。
泣いても騒いでも、全部を受け止めて逃げ場がない時間。
私なら、正直もたないかもしれない。
仕事があることで、子どもと離れていられる時間に救われている部分も、確かにある。

正直、仕事をしているほうが楽しいこともある。

 

 

わかりあえなさの正体

 

私たちはたぶん、お互いに「すごいな」と思っている。
それでも、「たぶんわかりあえない」とも、感じてしまう。

きっとそれは、働き方が違うからでも、子育てへの温度が違うからでもない。
「話していないから」かもしれない。
その向こうにある考え方や悩みは、お互いにそっと抱えたままだ。

 

 

名前をつけてみる

 

そんなふうに思いながらも、やっぱり私は、今日も静かにお迎えに行って、園で挨拶を交わすだけ。

でも、心の中でそっと名前をつけてみる。
このモヤモヤは、「わかりあえなさ」じゃなくて、「まだ知らないだけ」だと。