平清盛 #46「頼朝挙兵」 | 心の空、映し鏡。

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暗闇を彷徨い続ける清盛がどんどん白河院の姿と重なっていく。
仏御前を矢で射ろうとする姿は母舞子を射た白河院そのものでした。
盛国の「止めい!」は漸く聞けたという感じ。
今回は未だ混沌とした渦にいる清盛を取り巻く周囲の姿が描かれていたように思います。

美しく生きる為に世を捨てた西行にしてみれば、清盛のいる世界はまさに西行が恐れた黒いものにまみれた世界そのもの。
清盛と義朝、そして義清が語り合う回想シーンに懐かしさと切なさを覚えます。回想の中の義朝といる清盛は本当に生き生きとしている。
旧き友として、清盛が語った「武士の世」とはそんなものだったのか問うた西行すらも退ける。
近しい者達の諫める声すらも聞こえない清盛に届いた光は、やはり義朝でした。

頼政に義朝のことを語った時にも感じてはいたけれど、結局清盛にとって何より支えだったのは双璧ともいえる義朝の存在であり、頼政の謀反で再び失いかけた義朝の存在を、頼朝の決起によりまた感じ取ることができた。
宋剣を抱いて声をあげて泣く清盛はまるでこの時この瞬間の為に頼朝を生かしておいたのかのよう。
そういえばいつから宋剣の存在を忘れてしまっていたのだろう。見てる此方もドキっとしました。

清盛が白拍子を侍らせていることに気付いていながら、「必要なこと」だと素知らぬふりをする時子も凄い。立派すぎます。
それにしてもシミが増えてきても西行の麗しさは変わらないですね。