大島やすいち
バツ&テリー
主人公のバッテリー(もしくは投手)が敵と闘いながら友情を深め、夢(甲子園)に向って熱くひたすら突っ走っていく…
昔のスポコン野球漫画っていうとそんな固定観念があります。
しかしこの漫画は、決してそんな話ではないです。
主人公の抜刀軍(バツ)と一文字輝(テリー)。並外れた身体能力(スタミナ)を持ち、野球センスも抜群。2人揃えば甲子園も夢ではない…のに、本人達は喧嘩にナンパに大忙し。
どこにも属さないけれど、ひとたび女の子が絡めば話は別で暴走族同士の抗争にだって突っ込んでいく。
試合前に族の総長とフルマラソン対決してしまうようなハチャメチャな奴等だけど、ときに三枚目を演じる彼等はかっこよくて人を惹き付ける。
無敵で素敵な彼等が最後の甲子園でみせた姿に、バツテリーと関わった人達のモノローグが全てを表してた気がします。
どんなに不可能な状況でも、2人ならやってくれるんじゃないか。ある意味思わせぶりなラストが良かったです。
何気にバツテリーと共に、と甲子園を目指し続けたごく普通の熱血甲子園馬鹿な花咲くんが好きでした。