昭和の宝と言えるんじゃないかと思う中村吉右衛門さん逝去…(T_T)。
今の若い方達は知らないかもしれないけれど…。
おばさんは何せ”鬼平犯科帳”の吉右衛門さんが大好きでした。
いろんな役者さんが鬼平を演じてましたが、全然見てません。
ケーブルTVで歴代の鬼平の役者さんをちょろっと見るんだけど
ア…違う…チャンネル変えてしまいます。
吉右衛門さんは鬼平の長谷川様そのものであり、他の人では
演じられないとさえ思ってました。
吉右衛門あのセリフ回しがカッコよくヨッ!江戸っ子といつもウットリ
吉右衛門さんの鬼平シリーズは脇役さんが又良かった。
長く続いたのも納得できる役者さんばかりそろってて、痛快でした。
池浪正太郎さんの時代劇本はホント人情があり痛快ですが
鬼平犯科帳は、吉右衛門さんのために書かれたんじゃないかしら
と思うほど…役にピッタリでした。
吉右衛門さんの鬼平は粋でね~セリフがジ~ンとココロにしみるし
立ち振る舞いが何とも言えず男として色っぽかったし毎回しびれてました。
エンディングのギターが又最高!!これもグッ~としみてしびれます。
江戸の情緒と言うのがあのエンディングからおおいにあふれて来るんです。
江戸の風景とあのギターがなぜあんなにマッチしたのか…あそこにあのギターを
もってきた方のセンス抜群だと…何度聞いても素晴らしいギター曲です。
時代劇って今の時代はNHKの大河ドラマくらいしか見ないけれど
ぜひ若い人に吉右衛門さんの”鬼平犯科帳”見てほしいです。
他の捕り物劇とは一味も二味も違います。
ダンナに”ゴットファザー”をいったい何回見たら気が済むんだ!といつも
ドンドンパチパチの音に怒ってるくせに(*´σー`)エヘヘ…もう毎週鬼平を
ケーブルTV見てます。
長く続いたシリーズなんで、当然シリーズを重ねるごとにみんな役者さん達も
歳を重ねて行くんですが、それも又いい感じで見させてもらってました。
あ~ホントに残念ホントにホントに…なんとも言えず寂しいし哀しい…(T_T)。
昭和の星がまた一つ遠いところに行ってしまいました。
あのギターのエンディングテーマに乗って空に昇って行って下さいね。
死とは残酷なもので…残されたものをこんなに哀しませるものなんですね。
吉右衛門さんとはおばさんはちょうど10歳離れてますが…あと10年と言う日は
おばさんは元気に生きて過ごせてるんだろうか?…ふと思います。
同じ昭和を過ごした世代の方の寿命の火が一つ二つと消えて行くこの頃…。
自分が、死を意識し死と向き合う歳になった事を静かに受け入れるしかないのでしょう。
でも生きてる限りは楽しみますよ~!!
お金がないとか、先が心配とかネットやユーチューブの暗~いシニアチャンネルを
見続けてるけどやめた止めた!明るいチャンネルを見よう!
又”鬼平犯科帳”を見て元気もらって、吉右衛門さんを偲びます。
歌舞伎役者と言う、伝統ある芸能でいっぱい努力も苦労も喜びも
経験されたと思いますが、これからはゆっくりとお休みください。
長い間ワクワクドキドキさせてもらって楽しませてもらって吉右衛門さん
ホントにありがとうございました~
さようなら…そしておやすみなさい。