今年自分の義母を含めて何回お通夜に参列しただろう??




今日も告別式があり旦那さんと一緒に博多の方に行ってきた。




けれど…こんな悲しい告別式は初めてだった。






一昨日知らせを受けたのだが…お知り合いの息子さんが交通事故で亡くなったと




連絡が来た。




エッ!…まだ若いハズ??




通夜には行けなかったんで今日告別式に参列したわけだが…




詳しくは喪主であるお父様にはとても詳しく聞くことなど出来ず、ただお焼香を




させていただいた。




気丈にご両親はふるまわれてたけど…現実を受け取るためにはどんだけきつい




思いをされていることやら…。




喪主のあいさつでおっしゃってた言葉…親が息子を見送るとは、まさか…




子供に先立たれることの悲しさ、辛さ…いかばかりかと…旦那さんもおばさんも




それを思うと、胸が痛くなってしまいつい涙ナミダ。




遺影の息子さんは、とても優しく凛々しい顔立ちで微笑んでいたけれど




あまりの突然の息子さんの死は現実として受け止めるのに時間がかかるだろうな。






おばさんも長男は2か月で逝ってしまった。




悲しさよりもあの時は自分たちの身に何が起こったのか…なぜこんなことが




自分たちの身に降りかかるのか…なぜ?なぜ?ばかりの毎日だった。




おばさんは家にいるのが辛くなり、49日もたたないうちに、働くことを決め




現実逃避をしてしまった。




只…仕事をしているうちはまだ落ち着いて入れるのだけど、電車、バス通勤で、




小さいお子さんを連れている女性がいると、なぜ?アタシは自分の手で




可愛い子を抱いて歩けないんだろうと、人を羨んだし、丈夫な身体に産んであげれなかったことが




悔まれて、自分を責めていたな。




今回のご両親は…青年になるまで長い間愛情をそそいで育てられ、




おばさんたちの時以上に、辛く悲しい思いをされていると思う。




気丈にされてはいたが…あくまで参列客に挨拶などで、気がはってらしたからだったのだ。




お別れの言葉は…お父様としての思いが伝わってきた。




他の方から聞いたのだが、好青年で本当に将来を嘱望されていた息子さんだったようだ。






フと…娘や孫の顔が浮かんでしまった。




イヤイヤそんなことを考えてはダメ!!




でも人生とは…突然に逝く人の人生も残る人に人生も変えてしまう事はたくさんあるんだと




思い知った気がする。




今を精一杯生きる事それは大事であり、幸せな事である。




不思議に思う事がたまにある。




おばさんは長男を失ったことで、今の娘がいる。




もし…長男が元気で生きていたら…きっと昭和55年には娘は生まれてなかっただろう。




そして…孫たちとも出逢っていなかったはずだ。




性別も、性格も違う子供に出逢っていたはずだ。




娘に、お前はアホやとか孫をしかりつけてる今のおばさんは存在しないのである。




今は遠くに離れてるけど、娘と孫そして婿に感謝している。




娘家族の事を考えてると、心配な事もいっぱいある。




でも…子供は親の知らないところでちゃんと成長しているもんである。





今日の告別式に参列させていただいて、今のこの自分がとても申し訳なく思え




今まで以上に生きる幸せに感謝した。





仕事に復帰されるお父様が、普通の生活に戻れる日が来ますようにと願うばかり。




どうぞ息子さん…今度は空の上よりご両親を見守ってあげてください。




短かったけど、きっと息子さんは素晴らしい時間を過ごされたことでしょう。




ココロより冥福を祈りました…。