おばさんがのんきにTVショッピングで闘う


なんてブログを書いてる間も



癌と闘ってる友人がいました。



今日、病院に逢いに行きましたが個室に変わっていました。




イヤな予感は…的中…もう…食べる力もなくこの1週間は何も口から



入る事がなく…水含ませても戻す状態だとお姉さまから聞きました。



もう…家族以外は面会禁止。



お姉さまに無理を言って遠くから寝顔を見せてもらいました。



多分これが最後のお別れになると確信しました。



今日は自分の手を温めて…彼女の手を包もうと



病室にゆくまでに手をスリスリしてざらざらした手ではあるけれど



温めてましたが…残念ながら彼女の手を握る事は叶いませんでした。



遠くから見た彼女は頬がこけてずっとねむったまま…



何も声もかける事もなく…手をあげてバイバイ…



なんでもっと元気な時に、美味しいご飯食べながら二人して



ゲラゲラ笑う時間をもたなかったんだろう。

 



もともとはうちの旦那さんの友人の奥さんです。



ご主人はやはり癌で…ちょうどおばさんが身体がガタガタの時に



なくなりました。



ホントに楽しい友人の家族でした。



ご主人の葬儀の時…おばさんはその逝った友人に



”次はアタシの番かもしれないけれど…お願いだから



寂しいからってアタシをひっぱらんでよ!!”



彼の葬儀の2日後に入院でしたが、彼はおばさんを



もう少し俺の分まで頑張れと…あの世に引っ張る事はしませんでした。



仲良し高校時代の友人達の中で…



癌で亡くなった友人はもう何人になるでしょうか…。




おばさん…先日虹の松原の海岸にて叫んできました。



その中に…


どうぞ…病気の痛みで闘ってる人達が…この波のように



1日の間にせめて痛みがひく時間がありますようにと



願ってきたばかりなのに…。



でも…おばさんホテルが禁煙で…部屋のテラスでタバコを



吸おうと夜中の1時ごろドアを開けたら…海は静かではなく…



波の音はゴオ~ッとうねった様な音を立てていました。



おばさんの常識の中では…海は夜は穏やかで静かなものと


思い込んでおりました。



だから…夜の波のようにと願ったんでありますが…



休むことなく…夜中も波は押し寄せていました。




あの日改めて……病気の人は心の不安と身体の痛みが



ズッとこの波のように押し寄せてくるんだろうなと…思いました。



息をしてる間中それを感じながら…それが続く…。



その苦しみはおばさん達には想像もできないほど苦しいもんでしょう!!



簡単に人の死を語ってはいけないと思いますが



どうぞ…せめて静かにその時を眠るように迎えさせてあげたい。



この歳になると…否が応でも…死という場面に出合います。



どうしてこんなに人のために尽くされた方がとか…



困難にもめげず、努力の塊のような方がとか…



その場面場面でいろいろと思う事があります。



人間にとってのただひとつの平等が…死だとよく言われますが



フト…そうだろうか??と…。



人は生まれたからには必ずこの世から又去る日も来るのは



わかっておりますが…わかってはおりますが…



生まれる日がだいたいわかるのに…寿命で何歳で死にますよと言うのは



科学をもってもわからないですよね。 なぜなんだろう? ふと思う事があります。



余命と言う通告は病院ではありますが…余命とは何でしょう?



病気、事故死いろいろありますが…その日は突然やって来る事も多く有ります。




マ…今さらそこを深く考えても仕方ないので止めます。



自分が消えて行くのはどうもない…それなりの準備、終活を開始してる



おばさんですが…人が去って行くのはホントに悲しい、寂しい。




いつまでも…あの若かったころのみんなでありたい!。





思い切り…大粒の涙を流して…あのころを思い出しています。゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚