J-LKの楽曲は「歌詞」が“キモ”なので、歌詞を読みながら聴いていただければ幸いです。活動休止前ラストライブは「J-LK史上、最も切ないセットリスト」です。まあ、いつも悲しくて苦しくて切ない歌ばかりですが(苦笑)

 

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〈セットリスト〉

  1. 朝焼けを待ってる
  2. be mine
  3. 三日月
  4. 坂道
  5. あのとき僕は君のことを強く抱きしめればよかった

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1.朝焼けを待ってる 

Words:J-LK Music:J-LK

 

君が好きだった この場所で

君が好きだった 朝焼けを待ってる

ひとつひとつ消えていく星を あてもなく

ただ 数えながら・・・

 

いつでも 寂しさ 紛らすことだけに

夢中だったよ

すべてを 失くして 立ち尽くす明日を

見たくなかったから

 

小さな 君の嘘は

目を閉じて 忘れた

あの日の笑顔は きっと 少しも

嘘など 無かったはずだよね?

 

こんなこと続けたって

ダメなのは ちゃんと判ってた それでも

朝焼けは いつでも ふたりのすべてを

同じ色に染めてくれてた

 

シアワセの 向こうに いつでも少しだけ

曇り空が見えた

どれだけ コトバを カラダを 重ねたって

どこにも行けなくて

 

大切なことだけが

手のひらから 零れた

思い出なんて欲しくはないから

昨日は ふり向かないけど

 

色褪せた街の人波に

君の背中を見送った あのとき

伝わらない想いのすべてを どうして

捨ててしまったのだろう

 

冷たい風が吹き抜けてく

確かに君がいた場所

今はもう 僕ひとり

水平線と向き合うだけ

 

君が好きだった この場所で

君が好きだった 朝焼けを待ってる

ひとつひとつ消えていく星を あてもなく

ただ 数えながら・・・

 

オレンジ色のヒカリの粒が

果てしない闇に 溶け出してゆくように

抱きしめ合うことが できてたら きっと・・・

 

こんなこと続けたって

ダメなのは ちゃんと判ってた それでも

朝焼けは いつでも ふたりのすべてを

同じ色に染めてくれてた

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2.be mine 

Words:J-LK Music:J-LK

 

僕らはどこへ向かうのかな
戸惑い揺れる気持ちのまま
冷たい言葉を投げつけた
あの日は戻らない
 
激しく言い争った日も
抱きしめ合って眠れたから
決して諦めないことが
正しいと信じてた
 
未来(あした)が見えずに 立ち止まったあの瞬間(とき)
僕らは 繋いだ手を離し 目を上げた
 
ふたりで歩いた公園で
見つけた四葉のクローバー
今さらな花言葉
「僕のものになってください」
 
涙を隠してうつむいた
地面を見ながらつぶやいた
──1万分の1の奇跡 壊したくなかった
 
「愛してる」とか「会いたい」とか
辛くて苦しいだけだから
まぶしい思い出と一緒に
しまって鍵をかけた
 
確かなものなど 何ひとつ無いけど
僕らの未来は 永遠と思ってた
 
悲しいね 生まれて初めて
見つけた四葉のクローバー
手遅れな花言葉
「僕のものになってください」
 
今までのすべての時間は
取り戻せないと知ってるけど
未来は必ず来るから
一歩ずつ踏み出そう

静かに終わっていく愛も
手のひらから零れる時間も
まつ毛を濡らした涙も
すぐに忘れるから──

手遅れな花言葉
「僕のものになってください」

 

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3.三日月 

Words:J-LK Music:J-LK

 

三日月は見下ろしてた

すべてが壊れたあの日

宵闇に溶けゆく 君の背中を

 

大事なものを失くして

必死に探し回って

でも僕は知ってた 見つからないと

 

思い出は苦しくて

消したいけど 大丈夫

怖くないよ ひとりきりで・・・

 

冬はもう終わりなのに

はらはらと舞う雪が

君を知らないどこかへ連れて行った

 

雲間から淡く光る三日月だけが

もう二度と来ない明日

悟っていたんだ

 

君が左手で書いた

少し癖字の伝言

あれが最後なんて思わなかった

 

苛立ちをぶつけ合って

後悔を繰り返して

でも同じ明日をずっと見てたね

 

祈っても願っても届かなくて

手をのばし 触れた

君の冷たい頬・・・

 

街に響く あの音で

時間(とき)が巻き戻されて

僕は赤い回転灯(ひかり)から目をそむける

 

記憶の中の君だけ変わらないまま

もうどれだけの満ち欠けを

見上げただろうか

 

冬はもう終わりなのに

はらはらと舞う雪が

君を知らないどこかへ連れて行った

 

雲間から淡く光る三日月だけが

もう二度と来ない明日

悟っていたんだ

 

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4.坂道 

Words:J-LK Music:J-LK

 

ゆうべ君の夢を見たんだ

ずっとずっと手を繋いでた

君と歩く長い坂道

終わりなんて無いと思った

 

朝も昼も夜も悩んで

苦しいけれど答えを出した

弱くたってきっと切れない

キズナだけを信じてたから

 

「ココロの中は自由だから」

僕は自分に言い聞かせた

どこにも繋がってない場所で

紡いだ言葉の全てが消えゆく

高い空に

 

日の暮れた商店街で

前を行く君の髪が揺れる

手のひらから零れ落ちたシアワセは

雑踏に紛れて消えていった

 

君と僕の合わないところ

数えてたら悲しくなった

きっともっと伝え合うこと

たくさんあったはずなのに

 

「見送られるのは苦手なんだ」

曖昧な笑顔で手を振る君

走り出す電車に背を向けた

僕も涙を見せずに済むから

ちょうどいいね

 

何ひとつ言えなかったよ

夢の中みたいに手も繋げず

ひとりきり 僕は立ち尽くし呟く

「大好きなんだ」「離れたくない」

 

歩道橋 秋の風に吹かれて

行き交う車を眺めながら

手放してしまったふたりの

未来(あした)と砕けたキズナの欠片を

探したけど

 

見えなくて 何処にも無くて

過ごした時間さえ嘘に思えて

「悪い夢だったら今すぐ覚めてよ」

ココロで叫んだ

 

日の暮れた商店街で

前を行く君の髪が揺れる

手のひらから零れ落ちたシアワセは

雑踏に紛れて消えていった

 

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5.あのとき僕は君のことを強く抱きしめればよかった 

Words:J-LK Music:J-LK

 

傘もささず君は
僕の目を見つめてた
あったかいのか冷たいのか
頬を伝う雫は・・・?

昨日までの僕と
明日からの君とは
環状線がすれ違うように
知らない道を行くだけ

ありきたりの言い訳を
並べるヒマがあったら
あのとき僕は君のことを
強く抱きしめればよかった

もう戻りたいわけじゃない
苦しいだけの日々に
サヨナラは言いたかったんだ
前を向けるように

君がいなくなった
環状線のホームと
寂れた町の雨の匂い
抜け出せないまぼろし

悪い予感だけが
当たるのは偶然で
君と僕が壊れたことは
別に必然じゃない

土砂降りのアスファルトに
思い出を叩きつけて
あのとき君は僕のことを
全部投げ出そうとしたよね

そう分かってたことなんだ
悲しいだけの日々も
失ったら辛いもんだね
どうしようもないけど

不意に止まった時間も
悟ったような沈黙も
リアルタイムの傷の痛みを
ひとつも癒やしてはくれない

「ねえ君のことが好きだよ」
「あなたのことが好きよ」
雨音にかき消されて
たぶん届かなかった

もう戻りたいわけじゃない
苦しいだけの日々に
サヨナラは言いたかったんだ
前を向けるように