J-LKの楽曲は「歌詞」が“キモ”なので、歌詞を読みながら聴いていただければ幸いです。今回のセットリストは「夏歌」でまとめてみました。

(*´∀`*)

 

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〈セットリスト〉

  1. 看板娘に片想い
  2. 君の夏、僕の恋。
  3. 強がり
  4. 七夕祭り
  5. 花火

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1.看板娘に片想い 

Words:J-LK Music:J-LK

 

君は額を手で押さえ 短く切った前髪を

隠すように照れ笑いして レジを打ってた

 

梅雨の合間の 死にそうな蒸し暑さも

二日ぶりに会えた君が 飛ばしてくれるよ

 

授業をサボって 人混みを抜けて

君がココにいる間に どうしても来たかった

 

憧れが恋に変わる ほんの一歩手前

だけどこれ以上は 少しも前には進めないよ

 

いつも一緒に遊んでた ふたつ年上の幼なじみ

それが今じゃ 手の届かない 看板娘

 

住んでる家は隣だし ココでのバイトも一緒だし

エクボも昔と変わらないって 知っているけど

 

君だけが大人びていくようで

何となく寂しくなって 僕が壁を作ってた

 

水色のストライプから 灼けた腕をのぞかせて

今日もレジに向かう 横顔そっと見つめるだけ

 

大きな冷蔵庫の向こう側 店長と話す君の声が聞こえる

・・・就職先がやっと決まりました

卒業したら 東京でひとり暮らし始めます・・・

 

並べてた烏龍茶の ボトルの冷たさだけが

途方に暮れた僕を 現実に繋ぎ止めてくれてた

 

別にすぐにサヨナラじゃない でも時間は過ぎてゆく

来年の春になれば 看板娘もいなくなるね

 

憧れが恋に変わる ほんの一歩手前

だけどこれ以上は 少しも前には進めないよ

 

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2.君の夏、僕の恋。

Words:J-LK Music:J-LK

 

あの夏の風の匂い

取り残された恋

雲と波のあいだで

僕は君を想う

 

寂しくて ただ痛くて

投げ出した未来

不確かなことばかりで

信じられなかった

 

買いすぎた花火が

ほら こんなに残ってるよ

「またやろうね」と約束した

次の夏は来なかったね

 

まだ僕は抜け出せないよ

長い長いトンネルを

なぜ君を失ったのか

ずっとずっと考えているよ

 

叶わない夢ばかりを

追いかけていたね

手を繋いで歩けば

怖くなかったから

 

ひとりきり目覚める朝

慣れてきたけれど

2本並んだ歯ブラシ

今もそのままだよ

 

夏祭り 浴衣の君

はしゃぐ後ろ姿に

「大好きだよ」と呟いても

僕の声は届かなくて・・・

 

ただ今は懐かしいよ

笑顔も怒りも涙も

だけど僕は ひとりきり歩いていくと決めたよ

この道を

 

駆け足で過ぎた季節

取り戻せない時間

「少し寒い・・・」と君が言った

秋の風が吹き抜けるよ

 

あの海の乾いた砂の熱さは夏の幻

灼けた肘の痛みだけが憶えているよ

この恋を

 

まだ僕は抜け出せないよ

長い長いトンネルを

なぜ君を失ったのか

ずっとずっと考えているよ

 

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3.強がり 

Words:J-LK Music:J-LK

 

青く高い空を見上げながら

君に伝えた言葉を想う

さよならは案外カンタンだね

一往復のメールで終わった

 

きっと何も変わらず

明日へ続く道を歩く

もう会わないのに

陽ざしは眩しくて・・・

 

こんなにも悲しくない

別れがあるって僕は言ったけど

嘘だって きっとバレてる

 

彼と歩く君の後ろ姿

繋いだ右手が変わっただけ

孤独な太陽は熱く強く

今日もアスファルトを灼いている

 

どんな強がりだって

君の前じゃ役立たずで

そう 思い出せば

いつも僕のほうが──

 

寂しくて立ち止まった

何も言えなくて投げ出した恋に

後悔はしない たぶんね・・・

 

僕が思い出すのは

なぜか君の笑顔だけで

もう何もかもが

過去になったのかな

 

今年も・・・

 

夏の風が頬を撫でていく

疲れた心を抱きしめて

ひとり 眠ろう──

 

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4.七夕祭り 

Words:J-LK Music:J-LK

 

「今度は長続きしそうなの」

君の声はいつもより うれしそうだね

「彼氏ができたら髪を切るよ」

言葉通り 髪は短くなった

 

はじめて出会ってから

一年が経つけれど

近づきすぎてしゃべりすぎて

大切なこと言えないまま

 

去年の夏の夜 湘南で

二人並んで撮った写真

僕は大切に飾ってるけど

君はまだ持ってるかな

 

きれいになっていく君を見ていると

何も変わらない僕が寂しくなる

「彼氏と仲良くやっているの?」

望まぬこと訊いて笑顔つくった

 

違うタイプのひとだけ

好きになろうとしている

何も言えない僕の弱さを

思い知るのは悲しすぎて

 

醒めた素振りだけが あか抜けていく

「それが大人だ」って言うけど

僕の心はまだ立ち止まってる

去年の七夕の夜から

 

はじめて出会ってから

一年が経つけれど

近づきすぎてしゃべりすぎて

大切なこと言えないまま

 

去年の夏の夜 湘南で

二人並んで撮った写真

僕は大切に飾ってるけど

君はまだ持ってるかな

 

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5.花火 

Words:J-LK Music:J-LK

 

いつだって君を見てた 目が合って少し照れた

ラムネの泡のように微笑(わら)う 頬にキスをした

 

待ち合わせのカフェテリア 遠くから手を振る君

他の誰かのこと 好きだって知ってたけど

空が明るくなるたび 大きな声ではしゃいだ

僕の隣にいる 等身大の女神

 

肩幅も髪も まっすぐなその瞳も

誰かのそばで流す 涙のしずくも

 

全部が悲しいくらい 君らしくて好きなんだ

だから今のままでいいよ 無邪気に笑って

いつだって君を見てた 目が合って少し照れた

団扇の風が吹き抜けた 君と僕のあいだ

 

ネイビーブルーの空に 光がはじけるように

僕のこの想いが 君に届けばいいと

切ない気持ち隠して 冗談でごまかしても

花火より眩しい 君がいるから困る

 

コンビニで買った おにぎりとチクワをかじりながら

空を見上げ ため息をついた

 

伝えたい? 伝えたくない? 迷ってる僕の横で

笑顔ではしゃぐ 白い頬 ちょっと紅くして

いつだって君を見てた 花火なんて二の次で

どうしても手に入れたくて でも何にもできない

 

全部が悲しいくらい 君らしくて好きだから

「これかもずっとそばにいて」 思いきって言おう

いつだって君を見てた 目が合って少し照れた

ラムネの泡のように微笑う 頬にキスをした