最近日差しが強くなってきましたね。

強い日差しを感じてカモミールも上に伸び始めたように感じます。


ビニールハウス内のレモングラスも新しい芽を出し始めましたので、今日は元肥として牛糞堆肥と鶏糞堆肥を散布しました。

下の写真は牛糞堆肥です。牛糞ともみ殻を混ぜて発酵させたものです。


当園ではハーブが成長を始めるこの時期に2トン、カモミールが終わって次のハーブを植える時に2トンと合計4トンを散布します。


牛糞堆肥は土壌改良効果は大きいのですが肥料としての効果は少ないため今回のように鶏糞堆肥も合わせて散布します。(肥効は牛糞堆肥は鶏糞堆肥の約5分の1程度です。)


これだけ施しても化学肥料に比べたら少ないのですが、少ないぐらいの方が香りが強く良い香りがするようです。


     

下の写真が散布したところです。

ご覧のようにレモングラスは新しい芽が出ています。


肥料はこのままでは空中に蒸散してしまい植物に吸収されませんので土に鋤き込んでやる必要があります。


     


今日は管理機でレモングラスの株際から耕し、土に鋤き込みました。

当然レモングラスの根は株際で切れてしまっています。


根は切らない方が良いのではとお考えの方の方もいらっしゃると思いますが、地上部と同じく根も春には新しい根を出させた方が元気に成長するようです。

新しい根は今日施した栄養分(肥料)を求めてグングン伸びていくと思います。


(これはレモングラスなど根を伸ばす力が強い植物に言えることで、根が傷つくと弱ってしまう植物や木には当てはまりませんのでご注意ください。)



     

明日から露地のレモングラスやエキナセアなどにも堆肥を施します。

(エキナセアはさらに肥料を少なくしており、鶏糞堆肥は散布せず牛糞堆肥のみです。)


      熊本ハーブ園レモングラス  太田でした。